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初めてのクラリネット初めての音

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工房のデスクに置かれた穴開け前のクラリネットのパーツ

クラリネット未経験の方が、体験レッスンに来てくださいました。

ずっと何か楽器をやってみたくて、いろいろ考えていたけれど、演奏ジャンルがクラシックからジャズまでと幅広いクラリネットにしてみた、とのことでした。

全く楽器に触れたことがない方に、クラリネットを選んでいただけるのは、ありがたいし嬉しい話です。

クラリネット未経験者の特徴

長いことクラリネットを教えている、未経験者にはいくつか特徴があることがわかってきます。

クラリネットでやってみたかったこと、イメージしていたことを「素直に」試すのでこのようなことが起きます。

さて、今日の生徒さんはどのタイプでしょう。

すごいセンスだ!

さて、早速吹いていただきます。

まずは、何も指を押さえない「ソ」の音から。

楽器の持ち方とくわえ方をお伝えして、息を入れていただくと「ソーー」と、いい音が鳴りました!
今まで、かなりの人数の初心者さんを教えてきましたが、始めの一吹きで音が鳴った方は初めてです。

「楽器に息を入れる」と思うと、どうしても力が入りやすいのですが、そんな様子もなく、自然に息が入れられました。

あっさり鳴ったので、次は一音下の「ファ」です。

この音は、両手ともに親指しか楽器に触れていないので、安定感が悪いのですが、せっかくなら「ソ・ファ・ミ・レ・ド…」と続けて吹けた方が充足感もあるだろうし、トライしていただきました。

これまたすんなりと鳴ったので、どんどん下の音に下がってみることに。

と言っても、もちろん一音ずつきちんと鳴ったのを確認して、です。

トーンホールの距離感も抜群

音を出す勘だけでなく、指の位置の感覚も長けた方で、一度吹くとトーンホール(指穴)の場所を確認せずにパッと押さえていらっしゃったのは、本当にすごいこと。

今日初めてクラリネットに触れたとは思えない状態でした。

初心者の方は握りしめに注意して

ただ、段々と音が下がっていって、右手を使うようになってくると、トーンホールを押さえる手が「握りしめる」に変わってしまい、指先に跡がくっきり。

こうなってしまうと、体全体にも力が入ってしまうので、音はどんどん鳴りにくくなってしまいます。

そうすると、さらに頑張って息を入れようと力をかけ…と、悪循環に陥ってしまうので、「さっきより鳴りづらい…」と思った時は、腕をプラプラさせてみたり、リラックスして再度吹くといいでしょう。

上達に向けて頑張っていきましょう

今日はなんと、開放の「ソ」から、一オクターブ下の「ソ」まで出すことができました。

そして、いい音が出せた時、なんだかうまく鳴らなかった時の違いもお分かりになる方だったので、今後かなり上達されると思います。

手が小さいのを気にされていましたが、慣れてきて上手に持てるようになれば、支障はないはずです。

楽しんでいただけたようで、「クラリネットを習ってみます!」とご決断いただいたので、さらに楽しく、基礎をしっかり身につけていただくために、精一杯尽力します。

これから、一緒に頑張っていきましょう!

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