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物語を基にしたアンサンブル曲に取り組む時は

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いつもよりも細かい音が多い曲に取り組む中級者アンサンブル・チームくらげの皆さん

2023年9月30日、今年9回目の中級者アンサンブル・チームくらげが開催されました。

早いもので、9月も終わり。
発表会が終わって、一瞬で2週間弱過ぎてしまいました。

このペースだと、次の発表会まであっという間な気がするので、今から恐ろしいですね。

こちらのクラスは、所属されている方は他のクラスよりも多いのですが、しばらくお休みされている方や今月からお休みの方、別のクラスに動かれた方がいらっしゃるので、次回発表会も5人で演奏することになりました。

本日は、お一人ご都合でお休みになってしまったので、B♭クラリネット3名・バスクラリネット1名で新しい曲を吹いていきます。(通しの時だけ講師も参加)

新曲は、鈴木歌穂作曲『ある冬の日、子ぎつねの物語』です。

集まった時は合わせることに集中するために

今回からは、皆さんのリクエストを伺って、講師が曲を決定する、という形にしたのですが、「難しい曲をやってみたい」というご要望もあって、選んだ曲は難易度高め。

アンサンブルクラスで演奏する際は、合わせることだけにしっかり集中できるように、個人練習にいつも以上に時間を割いていただいた方が良さそうです。

リズムの難しさや複雑さもそうですが、指回しであったり、アーティキュレーションなどのテクニカルな部分も求められます。

さらには、縦の線をぴしっと合わさねば、かっこ悪い演奏になることが目に見えている楽曲ですので、今から5ヶ月弱、まずは全てにおいて楽譜通り吹けることを、最優先にして練習をしておいて下さいね。

物語を基にしたアンサンブル曲に取り組む時は

パートを決めつつ談笑する中級者アンサンブル・チームくらげのメンバー

今回から取り組む『ある冬の日、子ぎつねの物語』は、『手袋を買いに』という童話を基に作られた曲だそうです。(『ごんぎつね』じゃないですよ!)

ソロやアンサンブルで曲を演奏する際には、色や明るさ、風景、シチュエーション、ストーリーなど、音楽から受ける印象を、頭の中に思い浮かべながら吹いていただくようお話していますが、それは個人個人が感じ取ったものにお任せしていますので、そのイメージをメンバー間で統一しなくてもいいと思っていますし、日によって変化があっていいものだと思います。

なるべく具体的に想像し、それを音楽で表現することが大切であって、「実際に何を考えているか」を聴いている人に伝えるわけではないからです。

しかし、今回の曲のように、作曲者自身が「このお話を題材に書きました」と明かしているのであれば、共通の認識を持って、聴き手がその物語を感じ取れるように演奏していくべきです。

そのためには、きちんと基になったお話を知りましょう。

『手袋を買いに』は、絵本で出版されていますが、それだと絵にイメージを引っ張られる可能性がありますので、文字だけを読み、情景や空気感、きつね親子の表情などを頭の中に描き出すと良いですね。(検索すると、Web上で文字のみで読めます!)

そしてその後、音楽を改めて聴いてみて、「ここは子ぎつねが駆け出すとこかな」「お母さんとお話してる部分なのか」と、物語と曲をリンクさせて、「ではそれをどう演奏で表すか」というふうに展開させていきましょう。

作曲者のコメント(どんな思いで作ったか、どのような構成になっているか)も参考にすると、よりやりやすくなりますので、そちらも目を通しておいて下さいね。

技術面と音楽面両方磨こう

細かい音に苦労しながら譜読みをする中級者アンサンブル・チームくらげのメンバー

今日はお一人お休みでしたので、私も一緒に初見演奏をしましたが、楽譜の黒さのわりには、突飛な運指やリズムはほとんどなく、意外に取っつきやすいのでは?と感じました。

また、とてもかわいらしい曲で、愛らしい子ぎつねが目に浮かぶような楽曲でした。

いつもよりも音数が多い曲なので、そこにばかり気を取られて、音楽表現が疎かになってはもったいないですし、「指などはさておき…」では、音楽的な演奏をすることができません。

技術面も音楽面も、どちらも追求して、素敵な物語を奏でられるようにしていきましょう。

譜読みが終わった皆さんの演奏、楽しみにしています。

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合奏
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