最新動画 良かったら観てね

クラリネットの吹き心地と音色はセッティング次第

6,898PV
並べられたリード

先週木曜日は、レッスン回数の都合でお休みだったので、2週間ぶりのレッスンです。

まずロングトーンをしてもらいましたが、音は鳴っているものの、なんだか苦しそうに吹かれています。

リードを見分けましょう

クラリネットのリードは大きく3つに分けられます。

3つ目のタイプのリードに当たってしまうと、音の鳴り自体は良いものですから、苦しさをつい見過ごそうとしてしまいます。

「こんなに鳴ってるんだから、苦しいのは自分の息の吸い方・入れ方の問題だ」と思い込もうとするのです。

しかし、いつもと同じように吹いているのに、なんだか苦しい…という時は、リードのせいだと思って間違いないでしょう。

そのようなリードを無理して吹くと、息の入れ方だけでなく、アンブシュア(口の形)まで崩れてしまう可能性があるので、「せっかく鳴るリードなのに…」なんて思わずに、他のリードに替えて下さい。

リガチャーでも変わる吹き心地

リードの話の流れで、リガチャーとマウスピースを買い換える話にもなりました。

お金もかかることなので、今すぐにというのはなかなか難しいですが、ひとまず「リガチャーによって吹き心地が違う」ということを体験していただこうと、私のリガチャーで吹いてもらうことにしました。

アンサンブルの曲では、ピーピー鳴ってしまうことが多いのですが、今日はとてもきれいに吹けています。

音程も全体的に良く、安心して聴いていられる感じです。

これが、リガチャーが違うからなのか、いつもと違うリードだったからなのか、はっきりとはわかりませんが、ご本人は「吹きやすい!」とのこと。

ただ、息を入れてから、音が鳴るまでにほんの少し間を感じるそうで(聴いてる側からだと、特に遅れたりはしていませんが)、私のリガチャーはちょっと合わないご様子でした。

これは奏者によっても感覚が違います、時間に余裕のある時に、自分にあったリガチャーを買いに行きましょう。

リガチャーを締める強さ

リガチャーを付け替える時に、生徒さんのリードをふと見たら、なんとリガチャーの跡がくっきり!(写真真ん中のリード)

これは、明らかに締めすぎです。

私はどこで教える場合にも、リガチャーを締める強さをこう伝えています。
「ネジを締めていて、なんか抵抗が変わったなーというところで止める。ゆるく感じてもそれ以上は締めないように」

この生徒さんが20年以上前に教わった先生は「1回ぎゅーっと締めてから、ちょっとゆるめる」とおっしゃってたそうで、その癖が抜けないとか。

リードは、私達の声帯(喉にある筋肉。これが震えて声が出る)に当たります。

喉をぎゅーっと押さえられたらうまく声が出ないですよね。
リガチャーを思い切り締めるというのは、そういうことです。

少しの差で、吹き心地や出てくる音は変わります。

正しいセッティング、良いセッティングで、クラリネットの吹きやすさや音の良さ、良い音程などを追求してみてくださいね。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
クラリネット リード
合奏 322
クラリネットの吹き方 172
基礎練習 154
音楽の知識 68
基礎 43
読譜 32
演奏技術 32
吹奏楽・オーケストラ 29
運指 28
リード 22

全627件 1〜16件目を表示中

最新記事一覧
レッスン日誌一覧
アンサンブル一覧
講師ブログ一覧
クラリネットイベント一覧