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風邪をひいたらクラリネットの練習を休みましょう

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ビュッフェ・クランポンに並べられたクラリネット

本日はしばらく間が空いてしまった生徒さんのレッスンでした。
準備中に何気なく話をしていたら、なんだかいつもと声が違うような…

よくよく聞いてみると、寒暖の差にやられてしまったのか、喉が痛い日が続いていて、今日もまだ痛いとのこと。

今日は久しぶりのレッスンですし、無理を押していらして下さったのだと思いますが、喉が痛い時と、鼻が詰まっている時に楽器を吹くことは、避けられるなら避けた方がいいでしょう。

無理な練習は意味がない?

私も喉が痛い中吹いたことがありますが、同じように吹いているつもりでも、無意識に喉をかばうためか、上あごの奥あたりに力が入った状態になりやすく、そのまま吹き続けると、鼻に息が抜けてしまうようになります。

口から空気を出すか、鼻から出すかのスイッチが、切り替わってしまうような感覚です。

文字で表現するのは難しいですが「グー」というようなくぐもった音が喉からするようになってしまうと、元に戻すのはかなり大変です。

口からももちろん息は出るのですが、楽器に入れようとすればするほど、喉が締まって鼻の方に抜けてしまい、力の入っている箇所が震えて前述のような音が鳴ります。

もちろんこれは、演奏を妨げる雑音となりますし、なにより苦しくて、きちんと音を出すことが難しくなります。

風邪をひいたらお休みしましょう

高校時代、一生懸命練習した結果、この現象が起きるようになってしまい、私もとても苦労しました。

今考えれば、過剰な力が喉にかかっていたからだとわかりますが、当時は原因もわからず、抜け出すのに結構な時間を要したことを覚えています。

苦しさがわかるからこそ、クラリネットを吹いているたくさんの方達に、治す術の前に予防法をお伝えしたいと思っているので、喉が痛い時の練習は、充分気をつけていただきたいと思います。

耳を悪くする危険性

もう一点、鼻が詰まっている時になぜ吹かない方がいいのかと言うと、普段楽器を吹いている時に、気づかぬうちに鼻から抜けている空気が、行き場を失って耳の方に行ってしまう可能性があるからです。

勢いよく鼻をかんだ時に、耳が一時的におかしくなるのと同じ状態を、継続して行うようなものなので、耳を悪くしてしまいます。

少しでも苦しさを感じるようなら、その日は楽器をそっとしまって下さい。

練習する気力と体力がある時

日々の練習はとても大切です。

しかし、それも良いコンディションで行ってこそ。

「風邪かも…」という時は、楽器を吹かずにできる練習を徹底するチャンスだと思って、くれぐれも無理をしないようにしましょう。

楽器を吹かずにできる練習について記事を書いたので、こちらも参考にしてみてください。

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