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クラリネット初めて受けるプロのレッスン

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クラリネットに息を吹き込む生徒

今日は入会を即決して下さったクラリネット未経験者の方の第1回レッスンでした。

プロのレッスンと聞くと、いきなり難しいことを指導されそうなイメージを持たれますが、それは間違いです。

特にクラリネット未経験者の方には、楽器を扱う基本からレクチャーします。

通常、クラリネット未経験者の体験レッスンでは、楽器の組み立ては、簡単な解説をしながら私がぱぱっと組み立てます。

楽器の知識がない未経験者が、組み立てると部品が曲がってしまったり、外れなくなる危険を伴うからです。

クラリネットの組み立て

クラリネットの組み立てにおいて、まず注意すべき点は「上管」と「下管」の連結。

上管の連結部にあるコルクがはがれたり、磨耗したりしないように、入れる・抜く・微調整するなど、上管を動かす時には必ず、連結部とつながったリングを押さえて、上に上がった状態にします。

また、下管のリングも同じように押さえてしまうと、下管の連結部も上がってしまって、上がったところでお互いの連結部がぶつかってしまうので、絶対に押さえないようにしましょう。

上管と下管を動かす時には、必ず上管の連結部を上げること

楽器を握る場所

組み立てる時もしまう時も、一番近いパーツ同士を持ちましょう。

例えば、ベル・下管・上管まで組み立てた状態に、たるをつけるとします。

なんとなく、下管とたるを持って、ぐいっと回しながら入れてみました、という時に、たると上管よりも、上管と下管のジョイントの方がゆるければ、上管と下管が回ってずれます。

そうなると、先程の注意点「上管と下管を動かす時には、必ず上管の連結部を上げる」がなされないまま、動いてしまうことになります。

勢いがよすぎれば、上管のトリルキィと下管小指のキィがガッとはまってしまい、キィが曲がってしまったり、下手したら外れなくなる、なんてことも…

特に、しまう時に起きやすいことなので、「常に一番近いパーツを持つ」というのは、なるべく早く習慣づけるようにして下さい。

初めての音出し

リードをつけるのは、初心者の方にとって、楽器準備の一番の山場と言ってもいいくらい、面倒で時間のかかることだと思いますが、私流のつけ方のコツをお伝えしたところ、1回で上手につけることができました。

音を出す勘も良い方で、クラリネットとの相性が良さそうです。

音出しは、まず「ソ」から。

音は無事に出ましたが、体験の時の方が楽に吹けていたかな?という印象でした。

前回の経験があるので、「あの時の良い音を出そう!」と思いながら吹くと、どうしても力が入ってしまいます。

息を楽器に入れようとするのではなく、前に「フーーーッ」とまっすぐ出すイメージで吹くと、余分な力が抜けて、響きのある音が鳴るので、「目の前に一直線に並んだ100本のロウソクを、順番に消していくつもりで!」とお話したところ、すっと息が入るようになって、大きくて豊かな音が出せました。

その後、「ファ」「ミ」「レ」「ド」と下がってみましたが、「ド」の音の安定感と鳴りが、他の音にはないくらい良く、何度やってもハズレがありません。

通常であれば、「ソ」の音の方が鳴らすべき楽器の長さが短く、指も全く使わないので、楽に大きく吹けるのですが、こちらの生徒さんの場合、「ド」の音の運指=「左手で楽器を押さえているから、楽器がぐらつかない」という安心感から、「ソ」よりも「ド」の方が吹きやすいと感じていらっしゃるようでした。

楽器を握るくらい力を入れてしまうと、それはそれで息にも力が入ってしまって良くありませんが、そういうわけでもないので、「ファ」や「ソ」にも徐々に慣れていっていただければいいなぁと思います。

たくさん吹いて、しまい方も覚えて、今日のレッスンはおしまい。

まだ楽器をお持ちでないので、吹けるのはレッスンの時だけになってしまいますが、少しずつ指や音を覚えて、できることを増やしていきましょうね。

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