最新動画 良かったら観てね

苦手な箇所は大きく・ゆっくり・均一に

3,548PV
楽譜を見ながらクラリネットを演奏する生徒

今日は、春の歌を練習されている生徒さんのレッスン日でした。

コツコツと、時間があれば練習をしてきて下さる方なので、今日も楽しみです。

譜読みの仕方を知ろう

譜読みには、まず全体にばーっと目を通す方法(吹奏楽などはこちらの方がいいですよ)と、フレーズごとに十数小節ずつ読んでいって、できたら先に進む、というやり方がありますが、この方は後者。

見開きの楽譜半分くらいまでを、ここ数週やっていましたが、この1週間で先に少し進まれたとのことでした。

今後は、一旦全体像を掴んでから、自分の得意そうな部分と、そうでない部分を仕分けして、練習の進め方を考えたり、「同じことをやっている箇所はないかな?」と見比べたりすると、効率的な練習ができます。

ぜひ試してみて下さいね。

曲演奏の落とし穴

音出し後に、早速曲を聴かせていただきましたが、無意識のくせが出てしまっていました。

十六分音符が並んでいる箇所で、

という状態になっていて、気づいていないご様子。

これは、クラリネットに限らず、よく陥りがちな演奏の仕方です。

吹けない箇所の練習の仕方

吹けない部分の練習は「大きく、ゆっくり、均一に」が絶対。
パラパラと練習しても、吹けるようにはなりません。

まずは、メトロノームをかけず、リズムもつけず、音と指の確認をしていきましょう。

1つ1つの音を「ミーーレーードーーレーーミーー」というように、しっかりまっすぐ、同じ長さで、頭の中で歌いながら吹きます。

吹けない箇所というのは、指の問題のこともありますが、頭の中で歌えてない(楽譜が読めていない)ことがほとんどなので、ゆっくりなうちから、着実に頭の中で歌うようにしましょう。

楽器を出す時間がない時は、楽譜だけ用意して歌ってみるだけでも効果的です。

段階を追ってできることを増やしていく

楽譜上の音と指が一致してきたら、次にリズムをつけます。

クラリネットを吹きながらリズムも…という練習をいきなりするのが不安であれば、手を叩いてカウントしながら、それに合わせてリズムを歌ってみましょう。

この時も、先程読めるようになった、ドレミで楽譜を読みながら進められるとより良いですが、無理は禁物。
「タータタタター」などでスタートしても構いません。

特に苦手な箇所が、確実に歌える速さを設定して、なるべく均等に手を叩くようにして下さい。

わからないリズムがあったら、抜き出して、分解して考えましょう。

リズムを理解したら、いよいよ楽器を吹きます。
その時は、手でカウントすることはできないので、さっきまで自分が叩いていた速さに近いテンポに、メトロノームをセットしましょう。

しっかりメトロノームに合わせて楽譜通り吹けたら、テンポを上げる、ということを繰り返していけば、いつのまにかスラスラと吹けるようになっているはずです。

「また均等に吹けてないかも…」という速さに遭遇したら、必ず1つ前のテンポに戻して確認を。

こつこつやることは大変ですが、ただなんとなく、それなりのテンポで練習していた場合とは、後々の結果が変わってきます。

曲を美しく仕上げるためにも、早い段階から丁寧な練習を心がけましょう。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
基礎練習 読譜
合奏 322
音楽の知識 68
クラリネット 51
基礎 43
読譜 32
演奏技術 32
吹奏楽・オーケストラ 29
リード 22
拍子 22
表現方法 21

全627件 1〜16件目を表示中

最新記事一覧
レッスン日誌一覧
アンサンブル一覧
講師ブログ一覧
クラリネットイベント一覧