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頑張って身につけた基礎を曲に生かそう

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楽譜を見ながらクラリネットを演奏する生徒

早々に進路が決まった中学3年生の女の子が、体験レッスンに来てくれました。

高校の部活説明で「できれば個人レッスンにつくこと」という指示があったそうで、当教室のホームページを、お母様が見つけて下さったそうです。

そのようなことを学校側から言われるということは、きっと強い部活なんだろうなと思います。

しんどいとは思いますが、充実した日々が過ごせるはずです。

楽しみですね。

練習が感じられるロングトーン

さて、現在の状態を見るために、まずはロングトーン。

「体験でも通常のレッスンでも、みんなにロングトーンさせてるけど、それで何がわかるの?」と思うかもしれませんが、私はその人の演奏や、楽器と向き合う姿勢の全てが出ると言っても過言ではないと考えています。

ロングトーンがきちんとできていなければ、曲どころか音階すらきちんと吹くことはできません。

逆に、ロングトーンができていれば、たとえうまく吹けない箇所や奏法があっても、修正して、正しく吹けるようにできるのです。

彼女は、小学校ではサックスを吹いていて、中学校に入ってからクラリネットを始めたそうですが、3年間頑張ってクラリネットの練習をしたんだなぁとよくわかるロングトーンでした。

意外と、息をたくさん吸えている人は少ないのですが、しっかり吸って、それを素直に楽器に入れることができているので、無理なくまっすぐ伸ばせているのがいいですね。

指使いと吹き方の改善

そして、部活でやっている曲のお悩み解決。

指が思う速さで回らなかったり、休符の入った十六分音符のフレーズが、均等に吹けないそうです。

使っていない指のコントロール

指が回りにくい時、使っている指(押さえている指)に気を取られがちですが、実は使っていない指に力が入っているために、動かしたい指がうまく動いていない可能性があります。

吹いている時の指は当然見えないので、鏡で見て、本来いるべき場所から、使っていない指が大きくずれてしまっていたりしないか、確認してみましょう。

曲を吹くのに必要な吹き方

もう一点は、十六分音符と十六分休符が並んでいる数小節。

音によってうまく鳴ったり鳴らなかったり、たまに「キャッ」も出てしまって、自信を持って吹けないとのこと。

これは、まっすぐ太い息で吹けていないことが、一番の原因です。

彼女の場合、音が飛んでいたり、休みがあったりすると、ついその都度息を入れ直してしまっているからのようでした。

休みの部分は伸ばして、二小節単位くらいで、まっすぐ息を入れることを意識してゆっくり吹くと、これまでその部分を吹いていた吹き方と全く違うことを、きっと実感できるはずです。

その吹き方が、

曲を吹くのに必要な吹き方 = ロングトーンの吹き方

です。

細かかったり、難しいと感じる部分は、なかなかまっすぐ息が入りません。

指に気持ちが行ってしまうからです。

指やリズムを意識していても息が入るようにするには、普段から「速い息をたっぷり入れる」ロングトーンを繰り返し、それが当たり前な状況を作ることが大切です。

目の前の目標に向けて

彼女の場合、ロングトーンはできています。

あとは曲の中でもそれを使えればいいので、先程書いた、うまく吹けない箇所をまっすぐ吹く練習で、指と息の両立を目指すことが大切です。

あっという間の60分でしたが、「良いレッスンを受けられた」と、喜んでいただけました。

お役に立てて一安心です。

まずは3年間の集大成となる演奏会で、満足のいく演奏ができるよう、頑張って練習していきましょう。

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音楽の知識 68
クラリネット 51
基礎 43
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演奏技術 32
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