最新動画 良かったら観てね

楽譜への書き込みは見やすく最低限にしよう

5,971PV
アンサンブルのパート譜

アンサンブルで♯系の曲ばかりで、久しぶりの♭系の楽譜に、悪戦苦闘中の生徒さんのレッスンでした。

あまりの苦手意識に、写真の通りほぼもれなく♭の書き込みをされてきたのですが、残念ながらこれはあまりいいことではありません。

書き込みは必要最低限で

この、調号をとにかく書き込むやり方があまり良くない理由は、実はご本人も気づいていました。

その理由とは

という点です。

書き込みに頼って吹いていると、書き込みがない部分に自信が持てなくなってしまいますし、演奏をより良くするためのガイドであるはずの書き込みが、力を持ちすぎてしまうことになります。

もちろん私も、♯や♭、ナチュラルの書き込みをすることがあります。
ただそれは、「一度間違えた音」のみです。

書き込みは「演奏を良くするため」

一度間違えたら、次も同じことをしないために、書き込みをします。

「全て間違えたら書き込みだらけになるのでは?」という声が聞こえてきそうですが、そこまで間違えるということは、まず楽譜がちゃんと読めていない、ということですので、もう一度譜読みを丁寧にやり直しましょう。

また、調号や臨時記号に限らず、「速くならない」「リズム気をつける!」「メロディ美しく」「合図出す」などなど、吹奏楽で指揮者に言われたこと、アンサンブルで相談したこと、ソロ曲で自分が気づいたことを、文字で書き込む場合もあるかと思います。

これも、あくまで演奏を良くするための手段。

「書くこと」が目的になって、「書いたこと」で満足してしまわないよう、充分気をつけましょう。

楽譜はメモ帳ではない

そういう私も、小学生の頃は色ペンをフル稼働させて、それはそれはカラフルな楽譜にしたこともありますし、先生に言われたことを、小さな文字でぎっしり書き込み、楽譜を真っ黒にしたこともあります。

自信を持って吹くために、書き込みはすべきだと思いますが、同時に、他の人が見てわからないような楽譜にしてしまうことは、少し方向性を誤っているのではないかなと思います。

自分が迷ったり、不安になったりしないためにも、びしっと書くべきことを書き、余分な書き込みは極力控えた、読みやすい楽譜を作り上げていきましょう。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
基礎練習 読譜
合奏 323
音楽の知識 68
クラリネット 51
基礎 43
読譜 32
演奏技術 32
吹奏楽・オーケストラ 29
リード 22
表現方法 22
拍子 22

全629件 1〜16件目を表示中

最新記事一覧
レッスン日誌一覧
アンサンブル一覧
講師ブログ一覧
クラリネットイベント一覧