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クラリネットの指回しが速くなる練習方法

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譜面台の楽譜を見ながらクラリネットを学ぶ生徒

「速い曲が苦手」「指がうまく回らない」とお悩みの方は、多くいらっしゃると思います。

私もかつてそうでした。

いろいろな練習をして、これを克服しようと頑張るのももちろん大切ですが、先日のレッスンで、ある生徒さんがやっていらしたちょっとした方法がとても効果的だと感じたので、今日はそのやり方をお伝えしたいと思います。

指回しが速くならない理由とは

まず、指がうまく回せない理由を考えてみましょう。

指を速く回せない理由

これらは、一見すると無関係のように見えますが、実はお互いに干渉し合っています。

クラリネットをうまく持てていないから、支えようとして指や手に力が入ってしまう。
力が入るから、使っていない指が伸びたり、指同士がくっついてしまう。

というわけです。

楽器の持ち方のコツについては、以前にも書いていますので、そちらを参考にしてみて下さい。

そこで今回は、「指が本来あるべき場所から離れない」ことについて考えてみましょう。

指の正しい位置を確認しよう

最初に、「指が本来あるべき場所」を確認です。

両小指と右手親指以外の、トーンホール(指穴)を押さえる指は、使っていない時には、トーンホールからまっすぐ上に1cmくらいの位置にあると、無駄なく動かせ、スムーズな運指が可能になります。

「近ければ、もっと無駄がないんじゃない?」と思うかもしれませんが、開いているトーンホールから空気が抜けることで、クラリネットは音を変えていますので、その空気の道を妨げてしまうと、音がなんだかぼやけてしまったり、変な音程になってしまいます。

必ず、1cm程度は浮かせましょう。

指の位置を正しくする簡単な練習

練習方法はとても簡単。
ロングトーンの時に試してみてくださいね。

例えば、最低音からロングトーンをしている人は、低い「ラ」のあたりから、お休みの間に最低音「ミ」の指を一旦押さえて、あるべき指の位置を確認するだけです。

上の音から吹く場合は、一度全部の指を押さえて、指の高さや位置に気を配りながら、今から吹く音の運指に戻る、といった流れです。

都度、手の形・力加減・指の位置を確認することで、その状態で楽器を持ち、その位置で指を動かすことが当たり前になってきます。

そうすれば、曲の中で指を回すことも、格段にスムーズになりますよ。

鏡も使ってさらなる効果を!

鏡を見ながらやることも、もちろん良い練習になりますが、視覚だけに頼ってしまうと、鏡がない時に不安になってしまいます。

そこで、鏡がある環境の時には、先程の練習と組み合わせてみましょう。

その時に大切なのは、鏡で見ながら指の位置を気をつけるのではなく、感覚で準備した指の位置が正しいかを、鏡で確認することです。

視覚ありきではなく、感覚を研ぎ澄ますことを大切にして下さい。

それが、鏡がなくても、指の位置に自信を持って吹けることに繋がります。

自由に動かせる指を目指して

ちょっとした練習で、正しい指の位置や運指、手の形、力加減は身につきます。

いつもやっているロングトーンにプラスして、無駄のない指回しを目指しましょう。

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