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曲の作りをきちんと掴み取る力をつけよう

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新曲の練習を始める上級者アンサンブルメンバー

本日は、上級者アンサンブルが行われました。

最近はどのクラスも、お休みされている方がいたり、別のクラスに異動される方がいたりで、一時期よりも人数が減ってしまっています。

上級者アンサンブルもご多分にもれずで、お一人次回の発表会はお休みされる事になってしまいました。

全員にご参加いただけないのは残念ですが、お一方復帰された方もいらっしゃいますので、今回も六重奏の曲に取り組めます。

と言ってるそばから、今日のご参加はB♭クラリネット3名のみ。

かなり寂しいですが、通しの時は講師がバスクラリネットを吹きますので、新曲の練習を進めていきましょう。

今回から始める曲は、マスカーニ作曲『「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲』と、M.ルグラン作曲『キャラバンの到着』です。

以前よりも理解を深めていこう

今日から取り組む『キャラバンの到着』は、実は第4回発表会で「合奏経験者向けアンサンブル(現上級者アンサンブル)」が演奏した曲です。

とてもかっこいいし、私も以前から好きな曲ですが、楽譜はかなり複雑。

いきなり♯は多いし、転調もたびたび、臨時記号はたんまり、「私、今何やってるんだろう?」と思う動きもしばしばで、音を追うので精一杯になってしまう曲です。

前回、私はバスクラで参加していたのですが、聴いているよりも曲の成り立ちが入り組んでいて、「とにかく大変な曲だった」という印象ばかりが残っています。

当時もご出演いただいた方の内、今回も4名ご参加いただくのですが、皆さんも同じようなご感想。

ただ、3ヶ月前のアンサンブルで久しぶりにやってみたところ、「今回は、前にわからなかったところまで理解できるかも」と思えましたし、今日の「気持ちはほぼ初見(3人とも前回ご出演)」の通しでも、「指や音はやっぱり大変だけど、前回より良い仕上げになるのではないか」と感じることができました。

♯の調なのに、その音にはナチュラルがついていて、♭の臨時記号だらけの部分などは、「なぜこんな書き方なんだろう…」と思いますが、そういう部分はなるべく早く克服して、より良い仕上げを目指していきましょう。

曲の作りをきちんと掴み取る力をつけよう

パート決めの合間に談笑する上級者アンサンブルメンバー

また、もう一曲の『「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲』ですが、今回選んだ編曲の楽譜は、メロディーがあちこちのパートにちりばめられています。

メロディーを吹くパートが変わるということは、伴奏やハーモニーを受け持っているパートも移動するということですので、いち早く曲の作りを理解し、自分が何を担当しているのか、誰からもらって誰に受け渡すのかを、常に意識して吹く必要があります。

これは、スコアを見れば一目瞭然です。
みんなでアンサンブルしている時に耳から拾うのと併せて、個人練習をする時にスコアをきちんと見ておくようにしましょう。

また、それに合った適切な書き込みもするようにしていくと、曲中の意識の向け方が変わり、まとまった、流れるような演奏に変化します。

どんな書き込みをするかと言うと

などを、例えば「1st」「バスクラ」のように書いておけば(もちろん自分ルールで大丈夫です!)、耳の使い方や気の張り方が変わるので、少し楽に演奏できるようになります。(耳だけを使っていると、そこに集中力を割かねばならなくなってしまいます)

耳から得る情報と、スコアから読み取れる情報、どちらも大切ですが、なかなかきちんと掴み取るのは難しいので、しっかりキャッチできるように訓練して、アンサンブルの精度向上を目指していきましょう。

今日の気づきを練習に生かしていこう

新曲のパート決めをする上級者アンサンブルメンバー

人数が少なく、欠けているパートもあったものの、逆に「あ、今メロディーいないってことは、4thか5thがやってるのか!」とわかりやすかったりして、有意義な時間でしたね。

全部で6人のアンサンブルともなると、またなかなか全員揃うのが難しいかもしれませんが、いないパートを脳内で補完しながら、本番に向けて仕上げていきましょう。

来月も残念ながら全員は揃いませんが、今日よりは人数が増える予定ですので、音がさらに重なるのを楽しみにしています。

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