最新動画 良かったら観てね

エチュードの効果を上げるための心構え

6,787PV
エチュードの楽譜

昨年、体験レッスンを受けた子が、今月から入会してくれることになりました。

4月から受験生です。

12月まで別の先生についていたそうですが、部活や勉強が忙しく、レッスンは久しぶりとのこと。

今日は、まず音階を聴かせてもらったあと、入試に使われる可能性の高いエチュードをやりました。

ところで、たまに聞くこの「エチュード」って、なんなのでしょう?

エチュードとは

エチュードは、日本語では「練習曲」と訳されています。

よく言われる、いわゆる「曲」と大きく違うのは、「練習曲」の名の通り「何かの練習に特化している点」です。

スタッカートのみで書かれている曲、なめらかに美しく吹く曲、三連符の曲…などなど、種類は多岐にわたります。

基礎練習としてやっておけば充分に思えるそれらのことを、なぜ、わざわざ「(練習)曲」として勉強する必要があるのでしょうか。

エチュードにはどんな目的があるの?

ロングトーンをやって、音階練習をして、では次はタンギングとアーティキュレーションの練習をしようかな…なんて状況の時、どのような音を使って練習をしますか?

ロングトーンで使っていた半音階。

音階練習でやったいろいろな調。

少しパターンを変えて、分散和音や三度の練習(ドミレファミソ…)といったところでしょうか。

もちろん、これもとても大事な練習です。

ただ、この練習だと、いつも画一的なパターンになってしまい、「基礎練習では上手に吹けるけど、曲で出てくると対応できない」ということが起こり得ます。

そこで、より実践(実際の曲)に近い形で、タンギングやアーティキュレーション、拍子やリズムを練習できるのが「エチュード」なのです。

「なんとなく吹くだけ」では効果半減!

普段の基礎練習もそうですが、エチュードを練習する時も、ただ漫然と吹くのではなく、「その曲で何を練習できるのか」「曲としてのクオリティも高めるにはどうすべきか」を、しっかり考えながら吹く必要があります。

その意識を持つことで、何も考えずに吹くよりも、何倍も意味がある練習へと変化するのです。

エチュードを「ただの練習」にしない

エチュードはとても上手に吹けるけれど、曲で例えばスタッカートが続く部分が出てきた時に、それはどうもうまくいかない…ということでは、エチュードで身につけたものが生かせていないことになります。

「エチュードはエチュード」「曲は曲」になってしまうと、せっかく一生懸命エチュードを練習した時間がもったいないので、エチュードで学んだことをしっかりと曲に生かし、効率良く曲の練習を進められるようにしていきましょう。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
演奏技術 音楽の知識
合奏 323
クラリネットの吹き方 172
クラリネット 51
基礎 43
演奏技術 32
吹奏楽・オーケストラ 29
運指 28
リード 22
拍子 22
表現方法 21

全628件 1〜16件目を表示中

最新記事一覧
レッスン日誌一覧
アンサンブル一覧
講師ブログ一覧
クラリネットイベント一覧