吹いている場所がわからなくなった時の戻り方
合奏未経験者向けクラリネットアンサンブルレッスンが開催されました。
今回は講師を含め、クラリネット3名での合奏となりました。
お二人共、喉に違和感を感じているようで、通常2時間のアンサンブルですが、様子を見ながらきりの良いところまでやってみよう、ということになりました。
体調がすぐれない時、特に口・喉・鼻周辺に違和感を感じる時には、絶対に無理をしてはいけません。
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さて、本日のアンサンブル演奏曲目はこちらの5曲。
- 威風堂々
- 勇者は還りぬ
- 星条旗よ永遠なれ
- 新世界より(第4楽章)
- 新世界より(第2楽章)
前回の課題
2017年7月に開催された未経験者向けアンサンブルでは、「演奏を止めないように気をつける」ということが課題でした。
これは、一人で練習する時とは違い、合奏の時には、どこかで間違えて止まってしまっても演奏は進んでいくので、今どこを演奏しているか、吹けなくなってしまったポイントから楽譜を目で追い続け、リカバーする必要がある、ということです。
今日は2人とも、間違えたり、どこを吹いているかわからなくなることが度々ありましたが、現在位置を探し出し、うまく演奏に戻ることができていました。
演奏に復帰するコツ
合奏の経験が少ない時は、演奏中どうしても見失ってしまうことがあります。
そしてなぜか似たようなところで、現在位置がわからなくなったりします。
立ち直るには、何に気をつけると良いのでしょうか。
好きなフレーズを見つけておく
毎回見失ってしまう特定の範囲がある場合、その先の覚えやすいポイントに印をつけておくと良いでしょう。
そこでは、あなたの好きなフレーズやリズムが待っています。
その小節の上に印をつけてリカバリーのポイントにしてみてください。
リズムがわからなくなった時
場所は合っているはずなんだけど、あれ、リズムがおかしいぞ……
こんな時は他のプレイヤーの呼吸を見るのも有効です。
安定して演奏できているプレイヤーに狙いを定め、クラリネットや身体の動き、呼吸を見て、1拍目を探し出しましょう。
東京クラリネット教室の未経験者アンサンブルでは、講師が演奏に入っている時に、わかりやすく身体でビートを刻んでいるので、時々視界に入れておくとテンポキープしやすいかと思います。
よりアンサンブルを楽しむために
見失ってしまったり、リズムがわからなくなったりする原因は、単純に経験・練習不足です。
楽譜を読んで練習を重ねることで、この問題は必ず解決できます。
全員が完璧に演奏できるようになるには、全員がしっかり準備して本番に挑まなければなりません。
クラリネットアンサンブルをより楽しむためにも、たくさん練習しましょう。
とはいうものの、合奏未経験者向けアンサンブルは、皆で音を出しながら合奏を楽しむ、ということが基本的な目的です。
のんびりした雰囲気が物足りなくなってきたその時は、合奏経験者向けアンサンブルへと挑戦してみてくださいね!
(吹奏楽やオーケストラ経験者にはわかる、独特の楽しさがありますよ)
昨日行われた合奏経験者向けアンサンブルも、B♭クラリネット8名とバスクラリネット1名でなかなか盛り上がり、楽しんでもらうことができました。
今日はお二人とも、喉の調子が悪いはずでしたが、無事に時間いっぱい吹くことができ、また、なぜか普段より上手く吹けていて、不調は感じませんでした。
(今までで一番綺麗に吹けていた場所もあったし、なぜかしら……)
また1ヶ月後、クラリネットアンサンブルを楽しみましょうね。