失敗を恐れずに演奏して自信を手に入れる
5月30日、第14回目のアンサンブルレッスンが開催されました。
今回は新パーカッショニストが飛び入り参加、さらにプロのオーボエ奏者にトランペット、ユーフォニアム奏者も参加していただきました。
キーボードにベース、そしてメインのクラリネットは、無料体験を希望された生徒を含め4名、総勢11名でのバンドアンサンブル!
普段とは違う分厚いサウンドは圧巻でした。
演奏曲目(順不同)
- In my life
- A day in the life
- Strawberry fields forever
- Penny lane
- ホールニューワールド
ついに完成
半年以上演奏してきた、ビートルズ(2番目と3番目)も今回で仕上げとなりました。
現在は3つある、東京クラリネット教室のアンサンブルですが、初めはこのバンドアンサンブルしかありませんでした。
ビートルズを希望された生徒さんと共に、長い曲では約1年、練習と本番を繰り返して、今回ついに仕上げることができました。
自信が持てるようになる
初めてアンサンブルに参加した時、緊張でガクガク震えながらスタジオ入りし、細々と吹いていた頃の録音を聞き返すと、その差は歴然。
演奏スキルはもちろん、自信を持って堂々と演奏し、しっかり音を出せるようになり、アンサンブルを楽しめるようになりました。
プロの方々を目の前にしても、普段どおり「失敗したらすいませ~ん」と告知できる余裕、大勢の前で失敗を恐れず演奏できるようになれること、これが自信へと繋がる重要な要素です。
東京クラリネット教室のアンサンブル(経験者向けクラリネットアンサンブルを除く)は、主にこういった力をつけることが目標です。
間違えても見失ってもいい、たくさん失敗しながら、合奏の中での自分の役割を理解し、自分に自信を持ってアンサンブルを楽しめるようになること。
ここまでくれば、楽曲の完成度は自然と上がっていきます。
一度バンドをやってみたいけど、怖くてできない、自信がない、そんな方は是非バンドアンサンブルを体験しにいらしてくださいね。
ホール・ニュー・ワールド
普段は数名でしっとり演奏しているこの曲も、さすがに11名集まると、音の広がりに圧倒されます。
今回はトランペットにオーボエ、そしてユーフォニアムが、クラリネットの音と心地よく混ざり合い、とっても素敵なアンサンブルになりました。
サンバにしてしまおう
今回はパーカッショニストが参加していたので突然企画、即興でサンバにアレンジしちゃいました。
バンドアンサンブルならではの醍醐味です。
楽譜はそのままに、ベースを含むリズム隊が倍のテンポでビートを刻みます。
倍のテンポというのは、実際には通常のテンポで演奏していますが、リズム隊が倍で動くだけなので、ノリだけが倍になります。
通常のテンポと同じ演奏ですが、体感はまったく別の曲に感じられるのが面白いところです。
アゴゴベルを試しだしたパーカッショニストにベースが合わせ、ドラムが入って自然とスタート。
次々と重なっていく音に、何が起きているか理解していない生徒もいましたが、クラリネットを吹き出してみれば通常通りの演奏だということがすぐに理解できたようです。
通常通りに演奏はしていますが、体感は通常の倍、身体の芯から動かされる、そんなラテングルーヴ体験を楽しんでいただけました。
こんなに大勢のミュージシャンに集まっていただけることは、あまりないことですが、またいつかまた、生徒達と一緒に大合奏ができる日が来るといいなと思います。