大人数でクラリネットアンサンブル
今年最初のアンサンブルです。
記念すべき10回目となりました。
クラリネットアンサンブル
今回は、なんと参加者8名!全員クラリネット奏者です。
わくわくが止まりません。
東京クラリネット教室では今まで主にバンド形式でやってきましたが、せっかくこんなにクラリネット吹きが集まってくれたので、今月はクラリネットアンサンブルをきっちりやることにしました。
演奏曲目(順不同)
- 威風堂々第一番より
- 勇者は還りぬ
- トロイメライ
アンサンブルで学べること
『威風堂々』と『勇者は還りぬ』は三重奏、『トロイメライ』は四重奏の楽譜を使って、「ハーモニーを合わせること」だけではなく、「同じパートを吹いている人と、合わせる意識を持つこと」にも重点を置いて、アンサンブルをしました。
三重奏の楽譜では、基本的にメンバーの組み合わせは変えずに、パートを変える、ということをやってみたのですが(1回目に1番を吹いた人達は、次は2番、というように)、その都度響きが変わったり、音程の合い方が変わったりするのが、やはりアンサンブルのおもしろいところ。
メンバーの組み合わせは同じだったので、何度も繰り返していると、各パートごとの精度が上がっていくのが目に見えてきます。
これが複数のプレイヤーで一緒に合奏する、アンサンブルの力でもあります。
『トロイメライ』は、他の2曲に比べると、パートごとの動きが違う部分が大きいので、パートは固定。
過去に、ピアノ伴奏でこの曲を演奏したことがある生徒さんに、トップを吹いてもらいました。
フレーズの終わりごとに「rit.」があったり、曲の終盤にはフェルマータがあったり、「周囲を気にする(アイコンタクト)」「合図を出す」などの、「アンサンブルの醍醐味であり、アンサンブルの難しいところ」がしっかり盛り込まれたこの曲。
最初は皆、探り探り吹いている様子でしたが、回数を重ねるごとに自然にできるようになりました。
最後に1回ずつ、全部の曲を通して、本日のアンサンブルクラスは無事に終了。
今日は、体験の方が3名いらして下さったのですが、皆さん「またぜひ参加したいです!」とおっしゃってくれたので、これからも人数の多いアンサンブルができそうです。
来月はまた、バンド形式とクラリネットアンサンブル、両方楽しめる時間にしたいと思っています。
『トロイメライ』はまたやりますので、もう一度見直しておいて下さいね。