他の人の音を聴けるようになったら次にやること
2023年6月22日、第71回目のバンドアンサンブルが開催されました。
2月に体験参加の方がいらしてお一人増えたこちらのクラス、実はそれ以降で全員揃うのは初めてでした。(長期でお休みの方は除く)
少人数には少人数の良さがありますが、人数が多いのはやはり嬉しいですね。
そんなわけで、今日はB♭クラリネット4名・ベース・ドラム・ピアノの計7名で演奏していきます。
演奏曲目(順不同)
- Step and Go
- ホールニューワールド
- CATSメドレー
- Another Day of Sun~From La La Land~
- I Am The Walrus
響きの変化に敏感になろう
先程書いたように、7名になってから全員揃うのは初めて。
ということは、これまではどこかしら欠けていたパートがあるわけですね。
その時に「なんとなく寂しいよねぇ」とは、皆さん思っていたと思いますが、「ではパートが全部揃うとどうなるのか・どんな響きになるのか」というところまでキャッチできると、自分がどう立ち回るべきなのか見えてきますし、アンサンブルがさらに楽しくなります。
先月はベースがいなかったので、今回「そうそう、ここでこうやって動いてくれるんだよね!」と、よくわかった(聞こえた)と思います。
今後も、ご都合によってどうしてもいないパートというのが出てきてしまうと思いますが、「なるほど、このパートがないとこう聞こえるのか」と意識したり、そのパートの音まで想像しながら演奏できるようになると、より良いですね。
他の人の音を聴けるようになったら次にやること
アンサンブルでは「他のパートをよく聴いて!」と言われることがありますね。
自分の吹くべき音にばかり集中していると、当然アンサンブルができないからです。
ですので、第一段階として「周囲を聴く」ということが非常に大切なわけですが、慣れるまではなかなか「ただ聞こえているだけ」になりがちだと思います。
「周囲を聴く」は、もちろん「聞こえているだけ」ではなく、他パートが何をやっているかの理解が必要です。
まずそこが難しいのですが、それができるようになったら「聴けているから大丈夫」ではなく、その次にやるべきことに進む必要があります。
それは
- 音のタイミングを揃える
- パートごとのバランス
- 強弱の差
- 曲の雰囲気の統一
- 一緒に曲を作り上げる意識
など、「きちんとアンサンブルをする」ことをせねばなりません。
以前からよく言ってきたことですが、同時に同じ曲を吹いている、というだけでは、曲はちゃんと作り上げられないからです。
「周りが聴ける」の先に進めるように、自分の演奏に余裕を持ってアンサンブルに臨むようにしていきたいですね。
本当の意味で「みんなで一緒に演奏」しよう
バンドアンサンブルでは、長くやっている曲ばかりですので、だいぶ「本当の意味でのアンサンブル」ができるようになってきました。
とは言え、まだふとした瞬間に、自分のパートに集中してしまうこともあると思います。
常に周囲にアンテナを張って、聞こえてきた音といつでも一緒に演奏できるといいですね。
次回も、楽しみながら、素敵なアンサンブルができるようにしていきましょう。