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押さえるべき拍を押さえるだけでアンサンブルが見違える!

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譜面台に立てられた楽譜

次回のアンサンブルでやる8分の6拍子の曲に、奮闘中の生徒のレッスンでした。

彼女の癖は、下から半音階のロングトーンをしていて、レジスターキーの音域に差し掛かった時に、息が弱くなってしまうこと。

「高い音を出す」と思うと、必要以上に頑張ってしまう人が多い中、めずらしいタイプです。

息のスピードを意識して吹くこと

クラリネットに入れる息が弱くなってスピードが落ちると、音の密度が下がります

密度が低い音は、伸ばしている時にはあまり気にならなくても、タンギングしたり動いたりすると、輪郭がぼやけたもさもさした音に聞こえてしまうので、音の粒がはっきりしない演奏になってしまいます。

よく、強弱記号の「ピアノ」の指示がある箇所で、同じように息のスピードを落として吹いている子達を、部活などで見かけます。

管楽器は通常、同じ指で息の速さを変えることによって、例えば低い「ド」と高い「ド」が出ますが、クラリネットは息のスピードを変えても音の高さが変わらない、吹奏楽器にはめずらしい構造なので、そういうことができてしまいます。

そうすると音がもしゃもしゃして、何の音をどんなリズムで吹いているのか、ほとんどわからない…ということが起きます。

ロングトーンの時から、息のスピードをしっかり意識して、曲を吹くのに必要な吹き方を、きちんと身につけておきましょう。

その後アンサンブル曲では、「人と合わせるからこそ気をつけねばならないこと」の練習をしました。

これもまた、いろんなところで出会うのですが、音がちょっと細かかったり、苦手な運指が出てくると、テンポは二の次で、とにかく楽譜に書いてある音を律儀に吹き切ろうと頑張っている姿を見ます。

その心意気は大事です。

しかし、それは一人で練習している時にやるべきこと。

伴奏合わせ・アンサンブル・パート練習・合奏など、人と合わせる時に大切なのは、テンポ通りに曲を進めることです。

合わせている時には、「吹けない箇所は潔く飛ばし、押さえるべき音(小節のあたま・拍のあたま)をきちんと押さえる」ことに重点を置きましょう。

もちろん、その部分を吹けるようにすることも必要ですので、個人練習の時間には、徹底的に苦手を克服すべく頑張って下さい。

その場その場に合わせて、やるべきことの優先順位を変え、有意義な時間を過ごしましょう。

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