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スコアを使ってアンサンブルしてみよう

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クラリネット四重奏の楽譜

初回からずっとアンサンブルに参加して下さっている生徒さんのレッスンでした。

今月のアンサンブル曲を決めたあと初のレッスンだったので、楽譜をお渡しして、初見と譜読みをやることに。

いつもは『パート譜』を見て演奏していますが、今回お渡しした楽譜は、『スコア(総譜)』と呼ばれる形式の楽譜です。

楽譜の種類

「楽譜」と一口に言っても、種類があります。

合奏やアンサンブルでは、自分が演奏すべきものだけ書いてある『パート譜』、全ての楽器がまとめて書いてある『フルスコア(単にスコアとも呼ばれます)』、メロディや伴奏など、主なパートのみ書いてある『コンデンススコア(基本的に吹奏楽で使用)』を使います。

フルスコアになるとパート数が多く、せいぜい見開きで10数小節しか入らないため、譜めくりが必要となります。

しかし、楽器を演奏しながらでは、譜めくりは困難です。

そのため『パート譜』が作られ、私達はそれを見ながら演奏することが多いのです。

今度のアンサンブルでやる曲は、パート数が少ないことと、比較的短く編曲されているので、パート譜ではなくスコアのみが曲集に載っています。

そのような理由で、スコアをお渡しすることになったのですが、スコアにはパート譜にないメリットがあります。

少数アンサンブルでスコアを見て吹くメリットとは

それは「他のパートが何をやっているか一目でわかる」ことです。

例えば、

クラリネット四重奏の楽譜

2段目もしくは3段目のパートを吹いていて、そのパートのみを見れば、1小節目の終わりの四分休符、2小節目1拍目の四分休符は、ただのお休みです。

しかし、スコアで見れば、一番上のパートがアウフタクトで始まるメロディを吹いていること、また、自分達が入るタイミングでは、メロディが伸ばしていることもわかります。

そして、2番と3番が同じ動きをしていることも、確認ができます。

自身でカウントを続けることに変わりはないのですが、他のパートの動きがわかることで、合わせるポイントや、どこのパートに気を配るべきかが、つかみやすくなるのです。

裏技的な使い方

また、万一どこを吹いているかわからなくなってしまった場合、他のパートの楽譜が見られることと、実際にメンバーが吹いている音を聴くことで、元に戻ることもできます。

もちろん、何の音を吹いているか聴き分けられないと難しいですが、もし音が聴き取れなくても、音符の動きを見て、ある程度のめどをつけることができるのです。

スコアを使ってより良いアンサンブルにしよう

スコアを見て演奏すると、その曲に対する理解が深まりますし、曲中も他のパートにより意識が向きます。

特にアンサンブルは、周りに対する気配りが演奏に反映されますので、スコアをうまく使って、まとまりのある良い演奏ができるようにしましょう。

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