流れのある演奏をするために心がけること
本日は、合奏経験者向けアンサンブルが行われました。
今回は、B♭クラリネット6名と講師のバスクラリネット、合わせて7名での演奏です。
いよいよ来週に発表会を控え、今日はビシッと仕上げを!と思っていたのですが、なんと1名急なお休み。
皆様お忙しい中集まっていただいているので、仕方のないことなのですが、全員揃うことなく本番を迎える、というのは、なかなかスリリングです。
しかし、そんなことを言っていても始まりませんので、ひとまずこのメンバーでできることを、しっかりやりましょう。
発表会に向けて事務連絡を済ませたら、いよいよ練習スタートです。
演奏曲目
- 七夕メドレー
- A列車で行こう
- キャラバンの到着
他の出演者を引っ張る演奏を目指す
このアンサンブルでも、まずは発表会での合同演奏曲『七夕メドレー』から。
簡単なアレンジなので、取り立てて個人練習をしなくても良さそうに見えるこの曲ですが、合奏経験者向けアンサンブルの皆様には、大きい編成でのクラリネットアンサンブル経験がない他の出演者の方々を、引っ張る役目をしていただきたいなと思っています。
ゆったりした曲のメドレーなので、気持ち良く吹いていると、どんどん遅くなってしまいます。
本番までに、一度でいいので、メトロノームに合わせて練習をしておいて下さいね。
小節のあたまをしっかりはめる
その後は、合奏経験者向けアンサンブルとして演奏する2曲を、一度通してみましたが、特に『キャラバンの到着』は1stがお休みなので、いつにも増して「一体何をやっているんだか…」という状態でしたね。
今回使用しているアレンジは、特に入り組んでいて、「自分が何を担当しているのか」「どのパートと同じなのか」などが、とても見えにくい作りになっています。
そんな時は、小節のあたまをきちんとはめることを意識しましょう。
フレーズの始まりが、休符だったりタイだったり、小節の最初に動いている音がなかったとしても、次の小節ではあたまに音がある、という箇所が、そこかしこにあります。
そしてそういう箇所は、自分達のパートだけではなく、大抵他のパートも同じように小節の最初に音があります。
この部分を「はめる」「揃える」ことを意識するだけで、演奏は見違え、すっきりとした聞こえ方へ変わるのです。
「フレーズの途中だから、なんとなく流れで吹いちゃったなー」なんてことが、ないように気をつけましょう。
後ろ向きな演奏にならない
全体としては、「心配な箇所が後ろ向きになってしまう」ことが気になりました。
テンポがどんどん速くなることも、当然避けなければなりませんが、後ろに引っ張られているような、流れが滞るような演奏は、もっと避けるべきものです。
不安に思っていれば、当然積極的に吹くことは難しくなります。
そのような部分は
- 不安を払拭できるくらい、練習しておく
- みんなで吹く時は、意識しすぎない
という点に気をつけて、流れのある演奏を目指しましょう。
本番で最高の演奏をしよう
あっという間に、発表会一週間前となりました。
今日、うまく吹けなかったり、音を間違えた部分をしっかりチェックして、本番で最高の演奏ができるよう、準備をしておいて下さい。
やるだけやったら、あとは演奏を楽しむだけ。
発表会、楽しみにしていますね。