合奏でメリハリのついた演奏をする方法
本日は、合奏経験者向けアンサンブルが行われました。
先月、体験にいらして下さったお二方は、来月新設のアンサンブルクラスに参加予定なため、本日は不参加でしたが、コンスタントに参加して下さる5名が、今月も全員勢揃いして下さいました。
今までは、皆さんB♭クラリネットを吹かれていましたが、今月からは1名がバスクラリネットを希望して下さったので、バスクラリネットを吹いていた講師は、B♭管を吹きます。
ベースが変わると、いつもと雰囲気が変わるはずなので、楽しみですね。
曲は、前回に引き続き、ラッセル・コールマン編曲の『カルメンファンタジー』です。
合わせるからこそ気づけること
先々月が前半、先月は後半を細かく見ましたが、時間が足りなくなってしまって、最後の『闘牛士の歌』が途中までしか進んでいなかったので、今日はそこから練習を始め、その後最初からもう一度確認しました。
皆さん、個人練習をしてくれていると思いますが、やはり2ヶ月前・1ヶ月前にやったことだと、どうしてもうっかり忘れていることというのがありますね。
タイミングの類は、特にそうで、
- フレーズの出だし
- 付点八分音符のあとの十六分音符
- 後打ち
- 三連符の入れ方
などなど、「あ!合わせる時は、そうやって吹くんだった!」と、合わせてみて思い出す部分というのがあると思います。
ですので、実際にアンサンブルしている時に、気をつけるべき箇所をしっかりチェック・メモし、できるだけその場で身につけるようにしていきましょう。
求められている音楽を把握し、表現する
また、アンサンブルをする時には、自分の役割というものを、きちんと把握して、吹き分けることが大切です。
メロディーなのか伴奏なのかはもちろん、メロディーの中でもどういうニュアンスが求められているのか、どんな伴奏が必要とされているのかまで、しっかり考え、それを表現できるようにしましょう。
目先の強弱にだまされてはいけません。
さらに、今回演奏している『カルメンファンタジー』は、メドレー形式になっていますので、例えば同じ「フォルテ」という指示だとしても、曲によって音量も雰囲気も変わります。
スイッチをバシッと切り替え、メリハリのついた演奏を目指しましょう。
さらなるまとまりを目指して
今日は最後に、講師抜きで通していただきました。
このメンバーで何回か本番も経て、慣れてきているからこそのまとまりがあり、落ち着いて聴くことができる演奏でした。
まだまだ、指が回らない部分があったり、テンポがキープできない曲があったりしますが、しっかりアンサンブルはできていますので、12月の発表会に向けて、ますます頑張っていきましょう。
細かい箇所は、ゆっくり練習しておいて下さいね。