人と合わせることを念頭に演奏する大切さ
今日は、合奏未経験者向けのアンサンブルが行われました。
前回同様、B♭クラリネット3本(講師含む)とバスクラリネットの四重奏です。
本日の演奏曲目はこちらの2曲です。
- トロイメライ
- 星条旗よ永遠なれ
今日は「より精度を高めた演奏」ができるよう曲数を絞ったため、前回よりも演奏曲数が少なくなっています。
他のパートに気を配れるようになろう
1人で気ままに吹いているのと、アンサンブルや合奏の違いってなんでしょう?
それは「人と合わせる」という点において、決定的な違いがありますよね。
- 他のパートが何をやっているのか?
- 自分と同じことを吹いているパートは?
- 誰にメロディーをもらい、誰にそれを受け渡す?
など、他のパートに気を配ることで、演奏の質はどんどん高まり、アンサンブルや合奏の楽しみや喜びは、何倍にも膨らみます。
もちろん、「他のパートに気を配ったら、全然吹けなかった…」では意味がないので、慣れるまでは自分のパートを正しく吹くことが、最優先です。
徐々に、楽譜にかじりつかなくても吹けるようになってきたら、他のパートを少し意識してみましょう。
まずは「自分が伸ばしている間、2番が動いてるんだなー」「バスクラが動き出したら、そのあとに自分が入るのか」という感じで構いません。
「どう動いているか」より「どこのパートが動いているか」から意識していくことが大切です。
ぴたっとはまるとより楽しい!
特に、今回演奏している『トロイメライ』は、メロディーが伸ばしている時に、他の3パートが動いていることがとても多く、例えばほんの少しだけメロディーが伸ばしを短く吹いてしまうと、バスクラがあわあわしながら一生懸命次の拍を合わせる…などということが、起きてしまいます。
細かい部分ですが、その「ほんのちょっと」の心配りが、アンサンブル全体の質を高め、まとまりを生むのです。
今回、メロディーパートで参加されていた生徒さんも、だんだんと周りを聴く余裕が出てきて、さらに楽しくなってきたそうです。
来月は、いよいよ『トロイメライ』を仕上げましょう。