テンポを下げて曲の全体像を掴もう
本日は、合奏経験者向けアンサンブルが行われました。
いつものメンバーに加え、クラリネットのみのアンサンブルに興味をお持ちの方が体験参加して下さって、今日はB♭クラリネット7名とバスクラ合わせて8名の大所帯です。
発表会まで、本日入れて残り2回。
人に聴かせられる演奏に向けて、気合いを入れていきましょう!
演奏曲目(順不同)
- 七夕メドレー
- A列車で行こう
- キャラバンの到着
ゆっくり大きな音で細部を確認する
まずは、全て通してみましたが、やはり約1ヶ月ぶりとなると、いろいろ忘れてしまっていますね。
時間を経て、個人個人の演奏技術は上がってきても、「はい、みんなが吹けているから大丈夫」とはいかないのが、アンサンブルの難しいところです。
ただでさえ、今回演奏している『キャラバンの到着』のアレンジは、各パートが入り組んでいて、合わせるポイントなどがとてもわかりにくいので、ただ自分が吹くことだけに集中せず、他パートに対してちょっとした意識ができているかできていないかが、大きく仕上がりに影響してきます。
こんな時は、みんなでゆっくり大きな音で通してみることが、多大な成果をもたらします。
通すのが大変そうな長い曲であれば、適当なところで区切って構いません。
強弱も、アーティキュレーションも気にせず、「書いてあるところに、書いてある音符・休符を入れる」ことに集中しましょう。
ゆっくりと、正しい音とリズムで演奏すると、自身のふとした間違いや苦手などにも気づけますし、またテンポが遅いことにより余裕が生まれるので、周囲のパートの動きや音に気を回すことができます。
その練習の時に気づいた「他のパートとの関わり」や「注意すべき点」などを、メモすることも忘れずにやっておくと、さらにいいですね。
その都度インテンポでも確認
ゆっくり進めたあとは、必ず元のテンポ、もしくは元のテンポに近い速さで、同じ部分を吹いて確認する作業が大切です。
その時には、先程のメモや気づきを少しでも表現し、活かせるように気をつけて吹きましょう。
速いテンポでもできたところは、今後も同じように演奏できるように、できなかった部分はなぜできなかったを考え、次にみんなで合わせるまでに、クリアにしておくクセをつけると、アンサンブルとしてのクオリティをどんどん上げていくことができます。
今日やったことをしっかり定着させる
最後に、『キャラバンの到着』だけ通してみましたが、丁寧に合わせた成果がしっかり出て、かなり整理されてすっきりしたと思います。
また1ヶ月以上空いてしまいますが、次回は発表会直前の練習になりますので、今日やったこととできたことをなるべく忘れないように、そして、うっかり忘れたとしてもすぐに引き出しから出せるように、それぞれができることをきっちりとやって、定着させておきましょう。
次回も楽しみにしています!