きちんと「アンサンブルする」ためには
2019年12月23日、今年12回目の初級者アンサンブルが行われました。
こちらのアンサンブルも、次の日曜日の発表会に出演します。
講師を含めたこの4人では初舞台。
「人前での演奏って楽しいかも!」と思えるように、最後の仕上げをしていきましょう。
演奏曲目
- 白鳥の湖より~情景
- 菩提樹
冬場は丁寧な音出しを
本格的に寒くなってきました。
こんな時、楽器を出してすぐにチューニングをしようとしても、絶対に合わないでしょう。
なぜなら、楽器が冷え切っているから。
「みんな冷えてるなら同じじゃん」と思うかもしれませんが、各自のクラリネットが元々持っている音程により、下がり方はまちまちです。
吹奏楽経験者ならわかる「冬場は楽器を出したら、全部の指をふさいで、フーフー息を入れる」もいいのですが、時間があるのであれば、みんなでロングトーンをしたりして、しっかり楽器を温めましょう。
その時、こまめな掃除も忘れないで下さいね。
どこかのホールから一度水が出てきてしまうと、その後も出続けることになってしまいます。
「アンサンブルする」ためにやるべきこと
どのアンサンブルクラスでも言っていることですが、周囲に気を配ることは大切です。
かと言って、探ることはしてはいけません。
もちろん、自分の好き勝手に吹くことも、避けなければなりません。
難しいですね。
しかし、それが「アンサンブル」です。
ただひたすらに、自分のパートに集中して吹いていると、「単に同じ空間で、同じタイミングで、同じ曲を吹いているだけ」になってしまいます。
「ここがこのパートと合うんだ」
「これは、うまく噛み合わないといけない」
などを、しっかり意識しながら演奏しましょう。
録音して仕上がりを確認する
自分達の仕上がり具合を、客観的にチェックすることは、とても大切です。
今は、スマートフォンで手軽に録音できますので、時間的な余裕があれば、通し練習を録ってみて、その場でチェックできるといいですね。
「できていると思ってたのに、こんななの!?」ということもあれば、その逆で、うまくいってないと思っていたところが、きちんと吹けていたりすることもあります。
気になったところが、その場で修正できれば、理想的です。
そして、また録音してみましょう。
今回、こちらのクラスは、「本番でこれくらい吹けたらいいですね」というくらいの仕上がり具合でした。
ただし、本番というのは、「練習の8割出せれば良い方」としばしば言われます。
ということは「これくらい吹けたらいいね」のままにしておくと、8割の8割になってしまう、ということです。
少しでも最高値を上げておけるように、録音をよく聴いて、個人練習をしておきましょう。
このメンバーだからこそできる演奏を
次にみんなで合わせられるのは、発表会本番の場です。
「このメンバーだからこそできる演奏」がしたいですね。
必要以上に憶病になることなく、練習してきたことを存分に本番で発揮する、良いイメージを持っておいて下さい。
そして、少しでも音楽的な演奏ができるように、楽しく演奏できるように、残り数日間の練習を頑張って下さいね。