人に聴かせることを意識した練習の注目点とは

2023年10月26日、第75回目のバンドアンサンブルが開催されました。
さすがに1ヶ月も経つと、季節もすっかり進みますね。
先月の蒸し暑さが嘘のように、秋らしくなりました。
日程が曖昧だったライブですが、皆さんの「きっと12月にやるよね」を思いきり裏切り、来月の開催が決定しました。
開催日をお伝えした途端、にわかに皆さんの落ち着きがない感じがしますが、今日も楽しく・かっこよく演奏していきましょう。
本日は1名お休みのため、B♭クラリネット3名と、ドラム・ベース・ピアノの計6名で合わせていきます。
演奏曲目(順不同)
- Another Day of Sun~From La La Land~
- CATSメドレー
- ホールニューワールド
- Step and Go
- I Am The Walrus
- Happy Xmas(War Is Over)
今のうちに緊張しておこう
先程も書いたように、ライブが具体的に決まったら、クラリネットの皆さんが心なしかわたわたしている気がします。
以前からいらっしゃる方も、バンドアンサンブルとして人前で吹くのは4年ぶりですし、ライブ出演が初めての方もいらっしゃるので、当然と言えば当然ですね。
緊張なんて、極力したくない気持ちもあると思いますが、しかし、良い緊張感のない演奏は締まりもなくなるので、お客さんがいる場には望ましくありません。
今のうちに緊張しておいて、「緊張すると、この曲を吹く自分はどうなるのか」ということを知っておくことは、本番で緊張しながらも冷静さを持って吹くために、とても役に立ちます。
うっかり音間違いも、今ならしてしまっても大丈夫です。
変に緊張を抑えようとしたりせず、大いに緊張しておきましょう。
人に聴かせることを意識した練習の注目点とは

人前で吹くからには、やはり演奏レベルはできるだけ上げていきたいところです。
バンドアンサンブルのクラスは、他のクラリネットのみのアンサンブルクラスと違い、「回数を合わせることで、感覚を掴んでいく」というやり方なので、あまり細かい曲の作り方をしていません。
そのため、ちょっと辛口な言い方になりますが、「長いこと同じ曲をやっていて、慣れているから揃う」という域を抜け切れていない状況です。
しかしライブを控えている今、そのままでは「なんとなく良かったね」という演奏になってしまいますので、ポイントを絞った練習をして、演奏精度を上げていきましょう。
全ての曲で共通しているのは、「曲の出だし」をどう吹くかですね。
ピアノの前奏スタートの曲もあれば、クラリネットの皆さんが最初の合図を出す曲も、ドラムがカウントを出してくれて始まる曲もあります。
きちんと「その曲のモード」に気持ちを入れることも大切ですし、他の人と一緒に出るのであれば、全員で揃って吹き出さなければなりません。
始まる直前に曲のテンポをさっと掴んで、それに合ったブレスができるように、日々の練習で意識しておきましょう。
そして、みんなで合わせる時は、ブレスのスピード感から揃えるように気をつけることで、最初の一音のタイミングも雰囲気も合わせられるようになります。
「合わせる」ということに関しては、当然他のメンバーがいる時しかできませんので、集中して臨みたいですね。
また、「合わせる」という点で言えば、テンポの変わり目やメドレーの曲の変わり目、一瞬間があったり、複縦線のあとなどもぴったり揃えたいところです。
要所が押さえられるだけで、曲のかっこよさがぐぐっと増しますので、「どこが鍵になる箇所なのか」ということを、個人個人が把握しておきましょう。
その上で、「どう吹いたら、どう聞こえるのか」を考えながら、自分がお客さんの立場になった時に聴きたい演奏を目指して、練習を重ねていけるといいですね。
今日感じたことも練習に反映しよう

今日はお一人お休みだったことで、「いつもよりも自分の音があからさまだった」と感じた方もいらっしゃったようです。
1パート欠けると、聞こえ方がかなり変わりますね。
今までにも同じような状況はあったのですが、以前よりも周囲に気を配れるようになってきて、より違いを感じられたのかもしれません。
せっかくなので、今日気づいたことは、今後に生かしていきましょう。
良いところはさらに伸ばしていけるといいですし、うまくいかなかったところは、個人練習の時に修正しておけると、ライブでの素晴らしい演奏につなげることができます。
いよいよ来月は、本番前最後のアンサンブル。
「これ以上の演奏はない!」というくらいまで、各自引き上げておいて下さいね。