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クラリネット演奏時の適切な顔の角度を見つけよう

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楽譜を見ながら座って演奏する生徒

クラリネットを吹く上で、顔の角度というのは、音色の良し悪しや、リードミスの有無などに繋がるとても大切なポイントです。

レッスンをしていて、特に個人でクラリネットを始められた生徒さんに、しばしば見られる顔の角度の傾向について、今回はお話していきます。

「顔を下げない」を気にしすぎると

クラリネットは、音を外すと「ピーッ」と、鋭い音がしますね。
これは、口と息のバランスが崩れていることが原因になっている場合が、多くあります。

「口が締まりすぎ」「口が緩すぎ」だと、リードミスになりやすいのですが、その一因となるのが顔の角度です。

部活などではなく、個人でクラリネットを始められた生徒さんは、少しあごを上げた状態で吹かれていることが、多いように感じます。

これは、「下を向かないで下さいね」と、レッスンの時にお話しているからだと思うのですが、「顔を下げない」を意識しすぎると、どうやらあごが上がってしまうようなのです。

あごが上がると、リードにかかる圧力は増しますので、口が締まっている時と同じ状態になり、リードミスの原因になってしまいます。

そしてこの時、実は厄介なことが起こっているのです。

視線ではなくあごの位置を気にしよう

あごの位置の比較写真

こちらの2枚の写真、ほんの少しなのですが、違いがあります。

右が正しい顔の角度。
それに対して、左はわずかにあごが上がっています。

この「わずか」が、クラリネット演奏時には、リードミスに繋がったり、うまく息が入らず良い音で吹けないなど、大きな差となって表れてしまうのですが、意外に自分では気づけないのです。

これが厄介な点。

なぜ気づけないのかと言うと、人は視線がどこにあるかで、自身の顔の角度を測っているところがあるので、目はまっすぐ正面を見ていると、顔もまっすぐな気になってしまう、というわけです。

そして、視線を落として楽譜を見ている時は、「これだけ視線を落としているということは、顔はまっすぐなんだわ」と判断してしまいます。

実際に、部活に教えに行って、顔を下に向けて楽器を吹いている子に「顔を上げて」と伝えたところ、視線だけを上げた、ということがありました。

また、この写真の生徒さんも「あごを上げている意識はなかった」とおっしゃっています。

楽器を吹く時にはあごの位置・顔の角度に気を回すようにしましょう。

自分に合ったツボを見つけるために

クラリネットは、簡単に音が出せるような気がするのですが、実はアンブシュアのツボというのが、とても狭く浅い楽器です。

くわえ方自体ももちろん大切ですし、今回お話したように、顔の角度というのも重要になってきます。

「なんだか息が入りにくい」
「良い音が鳴らせない」
「リードミスが多い」

という時には、自身の顔の角度も見直してみましょう。

ごくわずかな違いが、解決の糸口になることもありますよ。

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