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特殊管もリード探しは同じ要領で

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ケースに置かれたアルトクラリネット

2日前、見知らぬ番号から着信が…

たまたまリハーサル中で気づけなかったのですが、3度目にタイミングが合い出てみたところ、先日初めて教えに行った高校の子でした。

私が行った日は学校の用事で部活を休んでいて、週末にあった合宿には足の怪我で参加できなかったため、指揮者(友人)から「ここに電話をかけて、レッスンしてもらえ!」と、私の名刺を渡されたとのこと…

友人から私には、なんの連絡も入ってなかったのでびっくりしましたが、ちょうど予定が合ったので、急遽個人レッスンをすることになりました。

楽器は吹き手で音色を変える?

彼女の担当はアルトクラリネット。

先日の電話で「修理したばかりなのに、音がシャーシャーして、ちゃんと鳴らないんです」と聞いていたので、早速音を出してもらいました。

「リードを替えたので、少し良くなりました!」と言うものの、確かに雑音が入るというか、楽器がきちんと鳴っていない印象です。

そして、なんだか吹きにくそうな様子…

これは一度私が吹いてみる必要があるなと思い、楽器を借りることにしました。

バスクラリネットとE♭クラリネットのマウスピースは持っているのですが、アルトクラリネットはさすがになく、電話で話した時にあらかじめその旨を伝えてあったので、マウスピースごと快く貸してくれました。(返す時は、ちゃんと洗って返しましたよ!)

リードは、以前吹いていた時のものがあったのでそちらをつけ、「吹きづらいんだろうなぁ」と思いきり息を吸い込んで吹いてみると…

びっくりするくらい良く鳴る!

こんなにアルトクラリネットって吹きやすかったっけ!?というくらい、どの音域もまんべんなく鳴る。

これは…

楽器の問題ではなく、吹き手の問題…

というわけで、「リードってちゃんと選んでる?」と聞いてみたところ、「適当に箱から1枚出して、それを吹いてます」との答え。

リードには1枚ずつ個性があって、合う合わないがある、という話をして、未開封のリードを持ってきているとのことだったので、今の時点で吹きやすいリードを探すことにしました。

リードの選び方

こちらの記事に詳しく書きましたが、通用クラリネットのリードを選ぶ場合、すべてのリードを箱からだし、全てのリードに水分を含ませ育てていきます。

とは言え、アルトクラリネットのリードってお高いはず…

「持っているのを全部開けて」とはなんだか申し訳なくて言えず、5枚だけ開けてもらうことにしました。

どれも同じような鳴りで、リードのメーカーや番手が合ってないのかなと思っていましたが、5番目に吹いたリードが鳴りも良く吹きやすそうな感じ。

すると「全部開けます!」と。

もしかしたら、その吹きやすいリードと同じレベルか、もっといいリードが開けてない中にあるかも…と思ったようです。

結局、その後2枚同じようなリードが見つかり、計3枚になりました。

今までずっと鳴りにくいリードに当たっていたようで、リード次第でこんなにも変わるのか…とびっくりしたようです。

幸い複数枚見つかったので、ローテーションして使って、本番が近くなったら本番用リードを決めるように伝えました。

役割を理解してより良い演奏を

あとは、アルトクラリネットの役割について、わかっているかとは思いましたが、一応お話しました。

B♭クラリネットとバスクラリネットの間の音域にあたるアルトクラリネットは、クラリネット全体をまとめるのにとても大切な楽器です。

バスクラリネットと一緒に全体を支え、時にはB♭クラリネットに寄り添い、主張はせずとも、存在をきちんと感じさせる演奏ができるといいなと思います。

個人で吹いているとなかなか機会のない、特殊管の演奏。

せっかくなので、思いきり楽しんで吹いてもらいたいものです。

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