本番で体力・口の筋力・気力の全てをベストな状態にする方法
2019年9月24日、第41回目のバンドアンサンブルが開催されました。
いよいよ、約2週間後にはライブ本番!
今日のB♭クラリネットの参加者は、そのライブに出演される3名です。
先月体験にいらして下さった方も、先月から継続的に参加して下さることになった方も、残念ながらライブ当日はご都合が悪いとのこと。
今日もご予定と合わず、欠席となりました。
また、初期からずっとアンサンブルにご参加いただいていた生徒さんも、今回はどうしてもライブには出演できないということで、バスクラリネット(1曲だけキーボード)・ベース・ドラムと合わせて6人で、本番は頑張りましょう!
演奏曲目(順不同)
- みんなのリズム天国~バドミントン~
- みんなのリズム天国~重役会議~
- スーパーマリオブラザーズ
- グラジオラス
- POP STAR
リハーサルを経て、本番でベストな演奏を
過去にも、何度かご説明してきましたが、本番に向けてやはり大切なことは、ペース配分です。
tokyo-clarinet-school.com
全曲を通した時のペース配分もそうですが、ライブや、吹奏楽部・吹奏楽団の定期演奏会などでは、当日リハーサル(ゲネプロ)が行われることがありますね。
状況によっては、リハーサルで丸々通すことになり「本番が2回状態」になることもありますので、このリハーサルでどのように演奏するかは、本番できちんと力を発揮できるかどうかに直結します。
繰り返しお伝えしているようにペース配分=手を抜くこと、ではないのですが、だからと言って、「リハーサルで本気を出しすぎて、本番バテてしまった」では、本末転倒です。
本番で一番良い演奏ができるように、かつ、リハーサルがただの時間潰しにならないように、自分のペースをしっかり把握しておきましょう。
今回のアンサンブルで、皆さんにお伝えしたのは「演奏曲目が3巡しても大丈夫なように、調整をしておくこと」。
体力・口の筋力・気力の全てを、リハーサル後の本番でベストな状態に持っていくためには、多めの負荷に耐えうるような練習をしておくと、安心です。
特に口の筋力は、普段の練習で使わなければすぐに落ちてしまい、短い演奏時間でも息もれしてしまいます。
皆さんお忙しいとは思いますが、ライブ本番に向けて、クラリネットを吹く時間を定期的に設けるようにしてみて下さい。
全ての音が聞こえるように吹く
今回のライブは特に、少人数での演奏で、しかもどの曲も、B♭クラリネットは3パートに分かれています。
ということは、どのパートも1人ずつということ。
作曲家・編曲家は、「聞こえなくてもいい音」は1音たりとも書いていません。
責任を持って、全ての音が聞こえるように吹きましょう。
もちろん、闇雲に吹けばいいわけではなく、役割は考えなければなりませんが、上記の通り「書いてある音を全部、『聞こえるように』吹くこと」を常に頭に置いて、演奏するようにして下さい。
また、低い音は高い音に比べて、聞こえにくくなっています。
それは、音の特性であり、人の耳の特性なので、仕方がないことなのですが、「仕方ないよね」で片づけては駄目です。
ムラのない演奏ができるよう、どのように音が聞こえているのか、考えながらクラリネットを吹きましょう。
全ては「楽しい!」のために
通しを重ねたので、皆さんお疲れでしたが、さすが本番前なだけあり、だいぶまとまってきましたね。
しかし、まだまだ細かい部分は詰められます。
今日、音楽的・技術的にうまくできなかったところをきちんと振り返り、また、吹けている箇所についても「こうしたら、より良いんじゃないかな」という向上心を持って、ライブ当日に向けて練習をしていきましょう。
奏者もお客さんも心から楽しめる演奏、期待しています!