クラリネットから出てくる水の正体と処置の仕方

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オンラインレッスンで笑顔で指の確認をする生徒

8月に入って梅雨が明けた途端、いきなり暑いですね。

人にとって過酷な環境というのは、クラリネットにとっても良くない環境ということ。
ケースに入れていれば大丈夫、ということはなく、普段の保管状態も大切ですので、すごく暑い部屋に置いておいたりすることは、くれぐれも避けましょう。

また、冬もそうですが、夏場のクーラーがついている時にも気になるのが、演奏中にクラリネットから出てくる水。
適切に処置をしないと、演奏の妨げになるだけではなく、パッドなどを傷めてしまう原因にもなります。

今回は、水が出てくる理由と、対処の仕方を知りましょう。

クラリネットから出てくる水の正体は?

クラリネットに限らず、管楽器演奏に水はつきものですね。

教えに行った学校で、よく「つばが出てきた~」なんて言っているのを聞きますが、あの水はつばではありません。
呼気が冷えたり、飽和状態になって、水となったものです。

少しわかりにくいでしょうか。

冬の冷えた窓に「は~っ」と息をかけると、曇りますね。
それを続けていると、結露して、水がつーっと垂れます。

それが楽器の中で起きている、というのが、演奏時に出てくる水の正体です。

ですので、冬に楽器がキンキンに冷えていたり、夏のクーラーがよく効いた部屋での演奏では、水が出やすくなってしまいます。

管内の水の厄介なところ

オンラインレッスンで演奏する生徒

この水、クラリネットのベルまでまっすぐ落ちてくれればいいのですが、そううまくいきません。

息の流れのくせや、管内に水が溜まった状態で、ちょっと机や椅子に置いて休憩…なんてすると、思わぬホールから水が出てきてしまったりします。

ただ単に、指で押さえるところから出てくる分には、比較的簡単に取れるのですが、キーのあるホールに溜まってしまうと、

ということが起きてしまいます。

また、気づかずそのまま片づけてしまったりすると、パッドが水に浸された状態のままになってしまいますので、傷みにつながってしまうのです。

管内に溜まった水の除去の仕方

今まで再三お話してきたように、ベルから水が垂れてきてしまうくらい、掃除をしないのは良くありません

とにかく、こまめに掃除を心がけて下さい。
時間があるのであればスワブでもいいですし、合奏中などにささっと掃除をしたい時は、スマートロッドを使うと良いでしょう。

しかし、しょっちゅう掃除をしていても、ホールに溜まる水は避けられない部分があります。
特に、管体上部のホールは、マウスピースからの距離も短いため、気にかけていても「うわっ!水っ!!」となることがあります。

このような場合、時間がある時には、一度分解して、水を抜きましょう。

クラリネット上管の水分を取っている女性

右手の手のひらで、上管下部をぴたっと押さえ、左手は楽器を吹くのと同じように、ホール(指穴)をふさぎます。
その状態で上管上部から息を吹き入れると、出口もホールもふさいでいますので、どこからも空気は抜けません。

しっかり息を入れながら、キーを1つずつ瞬間的に開けることを繰り返すと、ホールから空気が出て、中に溜まってしまっている水も、一緒に外に出てきます。

水が出てきたら、

クリーニングペーパーの使い方

クリーニングペーパーでしっかり取り去り、その後スワブを通します。

息を通す→ペーパーで取る→スワブを通す、を何回か繰り返すと、きれいに除去できます。

曲中などで、分解している暇がない時は、応急処置として、ひとまず水が溜まっているホールに「フッ」と素早い息をかけ、水を飛ばすようにしましょう。

管体に飛んでしまった水はすぐにスワブなどで取って、ホール内部はあとでしっかりきれいにして下さいね。

また、水が溜まった時だけでなく、楽器をしまう時にも、上管に息を通して水を取るくせをつけておくといいでしょう。
先程お話したように、気づかずにホールに溜まった水が、パッドを傷めてしまうことが避けられます。

管内の水とうまく付き合おう

管楽器をやっている以上、息を使いますので、管内に水は溜まるものです。

まずは先回りした掃除が必須。
しかし、どうしても水が溜まってしまった時は正しく対処して、演奏に支障が出ないようにしていきましょう。

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