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画期的なクラリネット掃除用品・スマートロッド

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売り場に並んだスマートロッド

先日、錦糸町のザ・クラリネットショップに行ったところ、特に吹奏楽やオーケストラ、アンサンブルなどでクラリネットを吹いている方に最適な掃除用品を、お勧めされました。

その名も『スマートロッド』。
私も早速使ってみたところ、あまりの便利さにびっくり。

今回は、ありそうでなかった掃除用品『スマートロッド』の魅力を、お伝えしようと思います。

新しい掃除用品発見!

クラリネットで、掃除に使うと言えば、クリーニングスワブですね。
いろいろな形がありますが、布にひもを縫いつけてあるものが、一般的だと思います。

一方、このスマートロッドはこんな風に売っています。

スマートロッドのパッケージ

ザ・クラリネットショップに入ってすぐ左手の回転ラックに、たくさん置いてあったのですが、パッと見た感じ何かわからず、気にも留めずにいました。

これが、まさかクラリネットの掃除用品だなんて、思わないですよね。

すると、店員さんが「こちらの商品、ご説明しましたっけ」と、わざわざ説明しに来て下さいました。

準備は、ロッドにクロスをかぶせるだけ

先程の写真で、丸まって袋に入っていたのは、鉄製コイルスプリング。
丸められるくらい、しなやかな素材です。

袋から出してみると、こんな感じです。

テーブルに置かれたスマートロッドとクロス

手前にあるのは、吸水性能抜群というクロス。

これを

クロスが取りつけられたスマートロッド

しなやかロッドにかぶせたら、準備完了。

するするっと行くわけではなく、少し入れにくいですが、頑張って入れましょう。

中の棒にはストッパーがついているので、使用している最中に、簡単に抜けてしまったりすることはありません。

スワブに比べると、準備の手間が一工程ありますが、一度セットしてしまえばそのまま使えますので、そこまで面倒に思うほどのことではないと思います。

マウスピースを外さなくても掃除できる!

準備ができたところで、スマートロッド最大の特徴を、ここでご説明しておきましょう。

「スワブを通すために、急いでマウスピースを外したら、リードがずれてしまった…」
「リードをいじりたくないから、たるから抜くと、たるの中が掃除できないのが気になるんだよね…」

そんな人は、とても多いと思います。

このスマートロッド、なんとクラリネット本体からマウスピースを外さなくても、掃除ができるんです!

「ありそうで、なかった」というのは、このことですね。

これが、思っている以上に、とっても便利。
「特に、合奏をやっている方向け」というのは、この部分。

ほんの少しの隙に「ささささーっ」と掃除を完了させることができますよ。

スマートロッドの便利な使い方

では、実際に使ってみましょう。

スマートロッドを使っての掃除の仕方

スマートロッドは、このようにベル側から差し込みます。(もちろん、上管側からでも使えます)

クロスをかぶせていても、細く見えるので、「本当に内部の水分がちゃんと取れるの?」と疑わしく思いますが、実際に入れてみると程よい抵抗があり、クラリネットの内径にかなりフィットしていることがわかります。

スマートロッドを使っての掃除の仕方

思い切って、ずんずんと入れてしまいましょう。

スマートロッドを使っての掃除の仕方

このあたりまで差し込んだら、何回か左右に動かします。
演奏中の掃除は、これで大丈夫。

あまりに簡単なので、何回もやりたくなっちゃいます。

絶妙な長さでくまなくお掃除

わかりやすいように、クラリネット本体からマウスピースを外してみると、

スマートロッドが入った状態でテーブルに置かれたクラリネット

ちょうど、マウスピースにかかるあたりまで、ロッドが来ているのがわかります。

ですので、よっぽど深くまでガシガシとスマートロッドを入れたりしなければ、リードに影響はなく、かつ、くまなく水分が取れる、というわけです。

便利なだけでなく、クラリネット内部の水分を取るという点でも、とても優れものです。

それに、クロスの性能がいいので、余程でない限り、クロスが水分でびちょびちょになる、ということがないのも、ポイントが高いですね。

合奏中は譜面台のネジに引っかけてキープ

合奏中には、譜面台にスワブをかけている光景をよく見ますが、スマートロッドも、くるりと丸めれば

譜面台に引っかけてあるスマートロッド

譜面台のネジにかけられます。

コツを掴むまでは、この「くるり」がちょっと難しいですが、すぐに慣れると思いますので、何回か練習してみて下さいね。

持ち運び用のポーチつき

持ち運び用には、ポーチがついています。

携帯用ケースに入ったスマートロッド

これまた、くるりと丸めてしまえます。

ポーチの大きさは

クランポン軽量ケースとスマートロッド携帯ケースのサイズ比較

クランポンの軽量ケースの幅と同じくらい。

厚みもないので、カバンに入れても邪魔になりません。

ケースカバーを使っている方は、ポケットやクラリネットケースとケースカバーの間に入れられると思います。

クロスは選べる4色

クロスの色も4色あり、お好みに合わせて選べます。

売り場に置かれたスマートロッドの替え用クロス

この写真は、替え用のクロスなので、洗い替え用に何色か購入してもいいかもしれませんね。

私はとりあえず、本番中にもこっそり使えるように、「ミッドナイトブルー」という名の、紺色を購入しました。

生徒さんで、他の色を使っている方がいらっしゃいますが、そちらも素敵なので、買い増しを検討中です。

クラリネット本体が黒いので、どの色と組み合わせても、違和感なしです。

スワブと併用して水分完全除去

スマートロッドの袋に入っている説明書き

前述の通り、スマートロッドはクラリネットの上管側からも使えるのですが、練習後の片づけの際は、ジョイントの水分も取らないといけないですし、スワブで掃除をした方がいいでしょう。

スマートロッドの説明書きにも「収納前には、スワブで水分を拭き取ることをお勧めします」との記載があります。

上手に併用して、しっかり管体から水分を除去しましょう。

かなり役立つ『スマートロッド』

最近は、便利そうなものがあまりに続々と出てくるので、頑なに「いやいや、昔からのもので充分」と思っていた節がありますが、これは「クラリネット吹きの掃除時マウスピース問題」をあっさり解決してくれる、本当に便利なものです。

通常のスワブよりは、ちょっとお値段がしますが、買って損はない逸品だと思います。

最初にも書いたように、合奏などでなかなか掃除の時間を取ることが難しい方もそうですし、新しく楽器を購入し、「こまめに掃除をして下さいって言われたけど、リードの付け外しが面倒!」なんて方にも最適です。

『スマートロッド』、興味を持たれたら、ぜひ手にしてみて下さいね。

便利さを実感していただけるはずです。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
アクセサリー お掃除・お手入れ
合奏 321
クラリネットの吹き方 172
基礎練習 154
音楽の知識 68
クラリネット 51
基礎 43
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演奏技術 32
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