最新動画 良かったら観てね

久しぶりにクラリネットを吹く時に気をつけること

1,535PV
オンラインレッスンで演奏準備をする生徒

梅雨に入ってしまいましたね。
リード楽器には、厳しい季節がやってきました。

湿度によってリードの状態が変わり、吹きやすさが左右されてしまいますので、使うリードは1枚だけにせず、何枚か良さそうなものを選んでおいて、その日に一番吹きやすいものを使うようにしましょう。

ただし、「一番吹きやすい」を優先した結果、いつも同じものにならないよう、ローテーションすることも心がけて下さいね。

さて、6月に入り、やっと学校も再開され、部活が始まったり、また、閉まっていたスタジオやカラオケ店が営業するようになって、「久しぶりにクラリネットが吹ける!」という方も多いと思います。

東京クラリネット教室の生徒さんでも、長い方だと、4ヶ月くらい吹けなかった方もいらっしゃるようですので、今回は間が空いてしまった時の練習の仕方について、考えていきましょう。

以前のイメージを捨てよう

まず言えることは、クラリネットをしばらく吹けないと、確実に口の筋肉は落ちています

クラリネットのマウスピースをくわえる時に使う筋肉は、日常生活では使わないので、それは仕方のないことです。

そうなると、音出しのロングトーンを5分やっただけでも、マウスピースの横から息がもれてしまったり、口を思うように閉じられなくなってしまいますが、ここで気をつけていただきたいのが、何か様子が違うと思ったら、無理して吹き続けるのはやめましょう

部活などではなかなか難しいかもしれませんが、そこで必要以上に頑張ってしまうと、くわえ方を変えて息もれを止めようとしてしまい、おかしなアンブシュアで吹くことになってしまいます。

変なクセというのは、つきやすく抜けにくいもの。
ここで無理をすることは、得策ではありません。

「前はこれくらいの時間、普通に吹いていたから吹けるはず」というイメージを捨て、「口の筋肉は落ちるもの」と、現状を受け入れましょう。

可能なのであれば、一旦練習をストップして、長めの休憩を取ったり、しばらくしてから練習を再開するようにして下さい。
なるべく、息もれするようになってから休むのではなく、早め早めに休みを取ると、回復までの時間が短くて済みます。

口の筋肉を元に戻すには、焦らず徐々に練習時間を伸ばしていくことが必要です。
いきなり頑張ってしまわないようにしましょう。

せっかくなので良い吹き方に切り替える

笑顔でリードをつける生徒

以前吹いていた時から間が空いてしまうと、不安な気持ちも生まれてしまうと思います。

とにかく「しばらくクラリネットを吹けていない」という事実により、「音が出ないんじゃないか」「吹けなくなっていないか」など、どうしても後ろ向きな考え方になってしまいがち。

その気持ちはとても良くわかりますし、多少音色が変わってしまったり、実際に指の回りなどは、少し悪くなったりするでしょう。

しかし、実は長い期間吹けなかった時というのはチャンスです。

意識せずに、良くないクセが抜けたりすることもありますし、ずっと気になっていたけれど、直すタイミングがなかった部分を修正したり、やってみようと思っていた吹き方を身につけるのに、最適です。

など、間が空いて「どんな吹き方してたっけ…」という時に、正しいものを身につけてしまいましょう。

繰り返しになりますが、今が良い吹き方を身につけるチャンスですよ!

焦らず前向きな練習を

物理的なもの、例えば口の筋肉や運指などに関しては、ブランクはやはりマイナスになってしまいます。

できていたことができなくなるのは、悲しいですよね。

だからと言って、今までにコツコツと蓄積してきたものは、一気に取り戻すことはできませんので、「焦っても仕方ない」と、ドンと構えましょう。

また、先程も書いたように、良くない吹き方のクセが抜けたり、「あれ?前に吹けなかった連符が吹けるかも!」なんてこともあったりするのが、ブランクの思わぬメリット。

「こんなに長い間吹けないことなんてなかったのにー!!」なんて思わず、演奏力のアップに繋がるような良い練習を少しずつ重ねて、パワーアップの機会にしましょう。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
オンラインレッスン クラリネットの吹き方 基礎 基礎練習
合奏 322
音楽の知識 68
クラリネット 51
基礎 43
読譜 32
演奏技術 32
吹奏楽・オーケストラ 29
運指 28
リード 22
拍子 22

全627件 1〜16件目を表示中

最新記事一覧
レッスン日誌一覧
アンサンブル一覧
講師ブログ一覧
クラリネットイベント一覧