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クラリネット初心者が気にすべきロングトーンの注意点

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吹奏楽のパートレッスンスケジュール

今日は、吹奏楽部ができて3年目の中学校で、楽器を始めたばかりの1年生のレッスン。

B♭クラリネットとバスクラリネットが1人ずつなのですが、前回のレッスンが初めてだった上、それから1ヶ月経っているので、どのような練習をしていたか、少し心配でした。

だいぶ吹けるようにはなっていましたが、やはりすっかり自己流の練習になってしまっていたので、もう一度ロングトーンのやり方からしっかり復習することにしました。

やる気のある生徒達はどんどん練習をしますが、レッスンの期間が空いてしまうと、間違った練習方法を続けてしまう事がよくあります。

クラリネットは息の入れ方や姿勢で、演奏の質が大きく変化します。

まだクラリネットの扱いに慣れていない方は、常に正しい練習になるよう、気にかけて練習してみてください。

ロングトーンについて

ロングトーンは、プロになっても続ける、終わりのない重要な練習です。

私も練習時やレッスン前、本番前のウォームアップなど、楽器を吹く時には必ずロングトーンを行っています。

アンサンブルでは、皆と音を合わせるチューニングをしますが、ここでもきちんとしたロングトーンができることが必要となってきます。

このロングトーンをしっかり行うかどうかで、数年後の自分に大きな差が出てくるので、注意点を気にしながら、しっかりと練習に取り組んでみましょう。

ロングトーンの練習方法

今回はクラリネット初心者がロングトーン練習で気をつけるべき「姿勢」と「息の入れ方」、2つの注意点を見ていきましょう。

常に姿勢を意識しよう

クラリネットの演奏で、姿勢は音色や演奏の質を左右する重要な要素です。

ロングトーンの練習をする時は必ず気をつけてください。

綺麗な姿勢を保つ

姿勢は息の流れや、運指を支える重要な要素。

どこの学校へ行っても姿勢が保てていない生徒はとても多いです。

顔の角度

まっすぐ正面を向くのが、一番吹きやすい(息を出しやすい)のですが、楽譜を見ていたり、気合いが入るとどんどん下を向いてしまいます。

そこで「顔を上げて!」と声をかけると、大体の人は目だけ上げて顔の角度はそのままなことが多くあります。

上目遣いになることで、顔を上げたと錯覚してしまうんですね。

普段から、あごの位置が意識できるようになると、自然と正しい顔の角度で吹くことができます。

姿勢についてはこちらもどうぞ。

上手な息の入れ方

次は息の入れ方。

良い演奏をするには、クラリネットに安定してたくさんの息を送り込む必要があります。

初心者は、クラリネットに息を入れようとすると、ほっぺたを膨らませてしまうことが、とても多くあります。

そのようにすると、たくさん息が出せるようなイメージがあるかと思いますが、楽器なしでほっぺたを膨らませて息を出してみると、ほとんど出ていないことがわかるはずです。

口の中に息が溜まるというのは、出口がごく小さくなっているからです。

その結果、息のスピードが落ちてしまい、上手く鳴らすことができなくなります。

イメージトレーニング「ろうそく100本消せるかな?」

私が息の出し方で迷っている人によく話すのがコレ。

目の前に縦一直線に並ぶ100本のろうそくを

一息で順番に消していくイメージを持つこと

1本消すなら「フッ」でいいのですが、継続して消していくには「フーーーー」という、そこそこのスピードがあって、まっすぐな息が必要になります。

クラリネットにこの息が入れられれば、太くしっかりした音が鳴らせます。

もちろん姿勢も忘れずに、まっすぐ正面を向き、ほっぺたを膨らまさずに吹く。

簡単なようで意外に難しく、そしてとても大事なことです。

特に、クラリネットを始めたばかりの人は、このろうそくを常に頭の片隅に置いておきましょう。

目的を持って練習しよう

基礎練習は「なんとなく」になりやすいですが、当然「やる必要」「やる意味」があります。

その意味を考えてやるか、何も考えずにただ吹くかで、すぐ近くの未来すら変わります。

基礎が曲に繋がっていることを意識して、なんとなく吹くだけを脱してくださいね。

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