東京クラリネット教室
東京クラリネット教室

吹奏楽コンクールに向けて意識しておくこと

学校の教室

今日は、初めての学校の部活指導に行ってきました。
女子高です。

吹奏楽部員14人と小規模ながら、クラリネットはアルトクラリネット・バスクラリネット含め5人と、全体に対しては多めの人数。

今日は3年生が学校の用事でいないとのことで、2年生2人と1年生1人でレッスンをしました。

ロングトーンは半音階でやろう

まずは、状態を一番見やすい半音階のロングトーンから。

みんな音もしっかり出ていて、音を切るタイミングもいいし、2年生は♯や♭がついている指もばっちり。

1年生は、吹く前ににこにこしながら「半音階???」と首をかしげていたので、半音階が何かということと、曲でわからない指が出てきた時に調べるのではなく、普段から半音階をやっておくと困らないよ、と話しました。

先輩は、新入生が入ってきて、音がしっかり鳴らせるようになってきたら、まずそこを教えてあげて下さいね。

ロングトーン中は、1年生の横に立って次の音の指をガイド。

♯♭の指が全くわからないわけではない様子だったので、今日をきっかけに触れる機会を増やしてもらえたらなと思います。

クラリネットに関する基礎を見直そう

その後は、姿勢と座り方、力を抜いて構えることの大切さを説明。
一応全員経験者なので、大丈夫だろうとは思いつつ、リードの付け方の確認もしました。

すると、2年生2人が、今までに聞いたことのないリードの付け方の注意点を教わってることが判明。

それぞれ中学の先輩から聞いた、と言うので「同じ学校なの?」と聞いたら「私は愛媛の学校。この子は東京」とのこと…

不思議なこともあるものです。
2011年(2人が中1の年)に、全国的に流行っていたのでしょうか…?

リードやマウスピースの仕様で、通用しなくなってしまう付け方を教わっていたので、改めて注意すべき点を話しました。

来年、1年生が入ってきたら、正しく伝えてくれることでしょう。

メロディーの吹き方で気をつけることは

コンクールに出るそうなので、基礎のあとは、曲を練習しました。

音もきれいだし、頑張って吹いているのですが、曲の場合はちょっとしたニュアンスの違いで、聴き手に届く印象が変わります。

少しコテコテした、演歌のような吹き方でメロディーを吹いていたので、

に気を配るよう伝えました。

メロディーの吹き方に迷った時は、歌ってみるのが一番です。
歌であれば、感情を込めても、押したような歌い方はしないはず。

楽器でも同じです。

クラリネットを吹く時に、押して聞こえてしまう原因として、息のスピードを変えてしまっている可能性があるので、まずはそこを見直して下さい。

歌い込むことと、息のスピードを変えることは別もの。
さらりと美しく吹けるといいですね。

さて、コンクールまであと1ヶ月。
まだまだ質は高められます。

賞云々よりも、このメンバーでこの曲が吹けて良かった、と思える演奏を目指して、頑張って下さいね。



この記事を書いた人

吉祥寺教室
中村 珠美 先生

この記事を書いた人

のべ10,000人以上の生徒を指導。 笑いの絶えない楽しいレッスンで、あなたのクラリネットスキルを次のステージへと導きますよ! ごはん大好き、お酒も大好き、ミスチル大好き。


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