決めどころを押さえた一段の演奏を目指す
2018年3月27日、第24回目のバンドアンサンブルが開催されました。
今回はクラリネット4名とバスクラリネット、ピアノにベースの計6名でのアンサンブルとなりました。
ドラムがお休みとなってしまったので、リズムはベースとバスクラで支えていきます。
演奏曲は、前回から加わった「ルパン三世のテーマ」を含む全6曲です。
演奏曲目(順不同)
- Take Five
- American Patrol
- リトルマーメイドメドレー
- Daydream believer
- My Favorite Things
- ルパン三世のテーマ
決めるところは決めよう
先月始めた「ルパン三世のテーマ」、2回目とは思えないほど、まとまった合奏になってきました。
頭の中にしっかりと曲のイメージを持てているので、気持ちに余裕が見られます。
この曲には、バシッと決めなければならない部分が数箇所あります。
その直後にある無音状態を引き立てる為にも、全員でしっかり意識してバシッと合わせると、曲の完成度はグッと上がります。
気持ちが揃った演奏を
さて、「ルパン三世のテーマ」よりも1ヵ月前から始まった「My Favorite Things」。
こちらは原曲(サウンドオブミュージックの中の1曲)をJazzバージョンにアレンジした楽譜を使っています。
原曲にはない掛け合いがあり、そこが地味に難しい!
まず、1・2番がハモりながら、まるっきり同じリズムで動き、8小節演奏。
その後、3番とバスクラがハモりながら、同じ動きで8小節…というのを、2セット行います。
ここは、アレンジャーの裁量次第、というか、好み次第で様々なアレンジがされるので、初めて楽譜を見た時は、皆さん「???」状態でしたが、だいぶこなれてきた様子。
しかし、まだまだ同じ動きのはずがちょっとずれてしまったり、通すと入るタイミングがわからなくなってしまったり。
技術的な問題と、ちょっとしたリズムの感じ方の違い、カウントが正確にできているかどうかが、全体の演奏のレベルを決定づけます。
今回はそこだけ取り出して練習してみたので、次回はかっこよく演奏できるといいですね。
普段と違う演奏がしてみたい
全曲を一通り演奏し、2周目に入った頃、生徒さんからTake Fiveを「ちょっとのっぺり吹いてもいいですか?」とリクエストを頂き、演奏していただいたところ、演奏に色気が出て、とっても良い演奏になりました。
楽譜を忠実に再現するだけではなく「自分が吹きたいように演奏できる」のがバンドアンサンブルの魅力です。
クラシック界では馴染みがない人の方が多いかもしれませんね。
Jazzの曲は、楽譜通りにビタビタに演奏するよりも、自分の吹きたいようにアレンジして吹いた方がよりJazzらしくなります。
(本来Jazzとはそういうものです)
「あ、ここ、こうした方が私は好きかも」を続けていくと、音楽の引き出しがどんどん増えていきます。
楽譜通りに演奏するアンサンブルで、自分の好きなようには演奏できませんが、バンドアンサンブルのように、自由に演奏できる機会があったら是非挑戦しみてくださいね。