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場面と役割によって強弱やアーティキュレーションを吹き分けよう

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真剣にアンサンブルする上級者アンサンブルメンバー

本日は、上級者アンサンブルが行われました。

今日も、前回お休みされた方がいらっしゃれず、残念でしたが、いつもご参加のB♭クラリネット4名・バスクラリネット1名に加え、体験参加の方がいらして下さったので、全部で6名の演奏となりました。

やはり、人数が多いと楽しいので、広く体験募集ができる日が早く来てほしいものです。

前回初見をやった3曲の中から、A.リード作曲『アルメニアンダンス・パート1』を作り込んでいきましょう。

練習は嘘をつかない!

真剣にアンサンブルする上級者アンサンブルメンバー

いつも通り、まずは通してみましたが、皆さんの演奏にびっくり!
とても良くなっています!!

今回の『アルメニアンダンス・パート1』は、元々吹奏楽曲。
しかも、かなり演奏パートの多い曲を、クラリネット五重奏にアレンジしてあるので、正直なかなかの難しさだと思うのですが、しっかり練習してきていただいたようで、先月から見違えていました。

演奏している皆さんがどう感じたかはわかりませんが、前で聴いている立場から言わせていただくと、練習された成果がばっちり出ていて、「練習は嘘をつかないなぁ…」と、しみじみしてしまいました。

もちろん、難しい箇所目白押しなので、ご納得のいかないところもあったかとは思いますが、この1ヶ月の練習の結果はしっかり感じられましたよ。

また来月に向けて、練習を積み重ねて下さいね。

求められている強弱とアーティキュレーションを把握しよう

合わせが始まる前に音出しをする上級者アンサンブルメンバー

さて、以前にも、強弱やアーティキュレーションは、場面場面で求められていることが違う、というお話をしたことがあるかと思います。

例えば、「フォルテ」の指示があったとしても、それは絶対的な音量ではない、ということです。

「フォルテ」が最大音量の曲と、「フォルテ」が最小音量の曲があった時に、「私のフォルテはこうなのー!!」と吹いてしまっては、いろいろ無理が生じますね。
「フォルテ」が絶対的ではない、というのはそういうことです。

アーティキュレーションの1つである「スタッカート」も、軽くかわいらしく吹く時もあれば、とにかく短く鋭く、が求められることもありますので、これもまた絶対ではありません。

そして、大抵はこのような相対的な強弱やアーティキュレーションは、曲ごとだったり、曲の中の切り替え(テンポチェンジなど)ごとに変化します。

しかし、ここにもこの『アルメニアンダンス・パート1』の難しさが出ています。

『アルメニアンダンス・パート1』は、5曲がメドレーのように繋がっているのですが、同じ1曲の中なのに、各パートごとに求められていることが違うのです。

メロディーが吹いている八分音符2つのスラーと、伴奏が吹いている八分音符2つのスラーの吹き方が違ったり、1つのパート内で「こことここの強弱同じだけど、絶対同じ音量じゃないよね?」ということが数小節単位であったり、とにかく油断できません。

曲を作っていく際には、作曲者が一体何を求めているのか、頭を柔軟にして、分析しておくことが必要です。

積極的に書き込みをして、いざ合わせた時に、分析結果が出せるようにしておきましょう。

吹いても聴いてもおもしろい演奏を目指す

今回、強弱やアーティキュレーションについてご説明したところは、とても良くなりました。

しっかり吹き分けができると、聞こえ方ががらっと変わり、音楽のおもしろさがぐっとアップします。

原曲を聴いてイメージを掴んだり、自分なりに考えたりしたら、それを演奏で表現できるように、練習に取り組んでみましょう。

長い曲なので、もしどうしてもわからないところがあったら、そこは飛ばして大丈夫です。
できるところから、練習して下さいね。

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