人と合わせる時は休符をしっかり演奏しよう
2021年10月16日、今年8回目の中級者アンサンブルが開催されました。
先月のアンサンブルクラスから3週間。
なんとなく世間は、数字的には落ち着いてきました。
しかし、風邪も流行りだす季節が近づいてきましたので、まだまだ油断することはできませんが、今日も楽しく演奏していきましょう。
今回は久しぶりの全員集合で、B♭クラリネット7名と講師のバスクラリネット、合わせて8名での演奏です。
だいぶ大所帯になってきましたね。
演奏曲は、前回から引き続き『千と千尋の神隠しメドレー』です。
メドレー曲ならではのテンポチェンジを攻略しよう
メドレーということは、複数曲から成っているわけで、そうすると多くの場合テンポの変化が何回かあります。
小編成アンサンブルには指揮者がいませんので、簡単に「曲ごとにテンポを変える」と言っても、なかなか難易度が高くなります。
大切なことは
- 各曲のテンポの共有
- テンポ変化に当たってのrit.やaccel.の共有
をまずやることです。
特にrit.やaccel.は、奏者によって心地良く感じるテンポの変え方を持っていたり、次の曲のテンポを掴みやすくするための遅くしかた・速くしかたというのがありますので、その部分をしっかり全員で掴んでから合わせる練習をしておく必要があります。
その作業を後回しにすると、通しての練習の時のたびにバラバラとずれてしまい、なかなか縦の線が揃わないことにつながってしまいますので、通し練習をできる段階になる前に、きちんとやっておきましょう。
人と合わせる時は休符をしっかり演奏しよう
1人で演奏している時は、気ままに吹いても問題ありませんが、2人以上で合わせる時には特に、楽譜通り正確に吹くことが求められるようになってきます。
音の高さや長さ、リズム(動くタイミング)など、気にしながら演奏されていると思いますが、意外となんとなくになりがちなのが休符です。
音符は吹けば(音を出せば)いいのですが、「休符を演奏する」というのは、かなり注意しないときちんとできません。
音の長さをあまり気にせずに吹いてしまうと、他の人(他のパート)がやっている大切な動きと重なってしまったり、必要な緊張感を表現できなかったり、演奏の精度が下がることになってしまいます。
複数人での演奏の時は、音の長さに細心の注意を払って、正確に音符・休符を演奏するようにしましょう。
今回やったことを自然にできるまで繰り返しておこう
今日は、まず最初に繰り返しテンポ変化の練習をしたので、最後の通しでは、曲が変わる時も迷うことなく、スムーズに進んでいくことができました。
個人練習をする時は、各曲ごとに練習することが多いと思いますので、どうしても「どんな流れでテンポが変わるか」を忘れてしまいがちです。
次回からは新曲も始める予定ですので、たまにでいいので、曲と曲のつなぎの練習もして、今回できるようになったことをいつでも再現できるようにしておいて下さいね。