アンサンブルを仕上げるのに必要不可欠なこと
2022年1月8日、今年1回目の中級者アンサンブルが開催されました。
こちらのクラスも、新年1回目を無事に迎えることができ、ほっと一安心です。
今回は、発表会に出演されるB♭クラリネット6名が全員揃われましたので、講師のバスクラリネットと計7名で合わせていきましょう。
演奏曲は、発表会で演奏する『サンバ・テンペラード』と『千と千尋の神隠しメドレー』の2曲です。
本番をきっちりシミュレーションしておく
席移動がある方もいるので、その部分も含め、まずは本番同様に通してみましょう。
以前にもお話しましたが、この2曲は全く曲調が違いますので、曲間にしっかり気持ちを切り替える必要があります。
意識としては、「切り替える」よりも、「さも最初の曲のように、次の曲を吹く」の方が良いかもしれません。
どうしても、一人で練習する時は、全てを通しての練習というのはしないことが多いので、「1曲目の終わり→2曲目の最初」と、部分的に練習してみたり、特に2曲目の吹き出しをいつでも安定して演奏できるようにしておきましょう。
イメージやシミュレーションをしておくのは、本番での演奏において、とても重要です。
アンサンブルを仕上げるのに必要不可欠なこと
この中級者アンサンブルも、自主練習はされることになりましたが、発表会前のクラスは最後です。
そこで、より精度を上げるために、アンサンブルをする時に気にかけておくべきことを、きちんと心に留めておきましょう。
最も大切なのは、周囲に対してアンテナをしっかり張ることです。
- 出だしのタイミング
- 曲中のブレスのタイミング
- テンポキープ・テンポの変化
- 他のパートが何をしているのか
- 他のパートとどう関わっているのか
など、いずれを取っても、周囲に気を張っていないと、うまくいかないことばかりです。
きちんと自分のパートを吹き上げることは、もちろん一番大事なことなのですが、「アンサンブルをする」という点では、それだけでは駄目です。
張るべきなのは、感覚的なアンテナもそうですし、実際に視覚として取り入れなければいけない情報もあります。
目の端で、他の奏者の動きを確認したり、時にはアイコンタクトをしたり、自分の楽譜を追うことだけに一生懸命にならないようにしましょう。
各奏者がそれをできるようになると、演奏の質がぐっとアップします。
やったことをいつでもできるようにしておく
最後の通し演奏では、かなりアンサンブルとしての精度が上がってきていました。
しかし、本番まで少し空いてしまいますので、各自の練習が大切になってきます。
今までやってきたことを、いつでもできるように、しっかり固めておきましょう。
自主練習の時には各自ができる最大限のものを持ち寄れるようにしておいて下さいね。
発表会での演奏を楽しみにしています!