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アンサンブルでテンポ変更を確実にするためには

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通し練習をする中級者アンサンブルメンバー

2022年12月24日、今年12回目の中級者アンサンブルが開催されました。

今年、1つクラスが増え、東京クラリネット教室のアンサンブルクラスは5つになりましたが、こちらの中級者アンサンブルクラスで、年内全てのアンサンブルが終了です。

内、4つのクラスは、2月に発表会を控えていますので、年末年始に時間のある方々は、しっかりおさらいしておいて下さいね。

本日は、バスクラリネットの方が急用でお休みになってしまいましたので、B♭クラリネット6名で合わせていきましょう。(通しの時のみ、講師もバスクラリネットで参加)

演奏曲は引き続き、酒井格作曲『たなばた』です。

こちらのクラスもグループ名決め

グループ名の相談をする中級者アンサンブルメンバー

10月に新しく発足した中級者アンサンブルの皆様には、12月上旬にグループ名を決めていただきました。

こちらのクラスも、同じく中級者アンサンブルですので、相談して名前を決めていただきましょう。

このメンバーで長くやられているからか、意見も活発に出て、また、おもしろい着眼点(クラリネットは黒いから、それにちなんだものを)などもあって、聞いているこちらが、思わずにやにやしてしまうような話し合いになりました。

たくさん出た候補の中から、ちょっと意外なものに決定しましたので、次の発表会でお披露目する予定です。

皆様、ぜひ楽しみにしていて下さいね。

アンサンブルでテンポ変更を確実にするためには

今回演奏の『たなばた』は、何回かテンポが変わる箇所があります。

吹奏楽やオーケストラなどの大きい編成であれば、指揮者がいますので、テンポが変わることに対して、そこまで身構えることはありませんが、アンサンブルでは奏者間で行わなければならないため、なかなかの難題です。

まず準備としては、共通のテンポ認識を持って、個人練習に臨みましょう

例えば「ここは四分音符60で吹きましょう」「ここから四分音符144くらいに上げます」ということをきちんと決めておいて、それぞれがそのテンポでメトロノームをかけ、しっかり練習しておくことが、いざ合わせる時に役に立ちます。

もちろん、できない部分をゆっくり大きく吹く練習をするのは、別の話ですので、必要な時にはやって下さいね。

次に大切なのは、合わせる時のそれぞれの意識です。

基本的に、合図を出すのはトップの人、もしくはその時に吹いている中で一番上のパートの人になりますが、それ以外の方々は、「テンポ変化を出すのはその人でしょ」と、人任せにしてはいけません。

「合図を出す」というのは、あくまでも「きっかけを可視化している」ということであり、合図を見てから動けばいいわけではなく、全員で同じタイミングを取る必要があります。

合図を出す人がブレスをする時に、一緒にブレスを取れば、一気にテンポを掴むことができますし、出だしも揃えることができます。

代表して合図を出してくれているだけですので、くれぐれも完全にお任せしては駄目ですよ。

メンバー全員が演奏したいテンポを共有し、全員で気持ちを揃えることで、確実なテンポの切り替えができるようになります。

合図を出す側の心構え

合図を出すことをお願いすると、「えっ!」と身構える方が多いのですが、上記のように「単なるタイミングの可視化」というだけですので、自分がブレスをする時の動きを少し大きくするだけで大丈夫です。

切る時は、指揮者が音を止める時の動作(広げていた手を回転させて握る)のように、クラリネットのベルをくるっとすると、自分自身も音をきちんと止めることができますので、それを周りに伝わるように、これまたちょっと大きめにやれば良いわけです。

あまり「合図なんて出したくない…」と思わずに臨んで下さいね。

また、1番が前のテンポの締めを出し、2番が次のテンポ変化を出してメロディーを吹き出す(1番はお休み)という時などは、2番の人も一緒に止める動作をして、その流れで次のブレスの動作に入ると、自然な流れでテンポを切り替えることができます。

先程も書きましたが、「指揮者がこの部分の指揮をするとしたら、どんなふうにやるだろう?」と考えると、迷わず、かつ自然にできますので、悩んだ時は試しに歌いながら指揮をしてみましょう。

イメージが掴めて、やりやすくなりますよ。

楽に吹けるようテンポアップしていこう

難曲に挑んでいる中級者アンサンブルメンバー

こちらのアンサンブルクラスでは、初めての録音をしてみました。

今演奏している『たなばた』は、8分10秒が参考演奏時間ですが、録音は約9分。

速い部分のテンポが、少し落ち着いてしまっていることを示していますね。

ただでさえ吹きっぱなしで大変な曲なのに、長く吹いていると、さらに疲れてしまいますので、「指が回らなくて心配」という点を優先せず、ある程度速いテンポで吹けるように、徐々に練習していきましょう。

テンポが上がれば、疲労度がかなり変わってきますので、新年のアンサンブルクラスに向けて、練習を積み重ねておいて下さいね。

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