いつもと違うアンサンブル練習で見えてくるもの
2022年4月28日、第57回目のバンドアンサンブルが開催されました。
今回は、このアンサンブル始まって以来の事態で、なんとベースもドラムもご都合がつかずお休み。
バンドらしさを形成してくれる2パートがお休みということで、ちょっと不安気な空気が漂っていますが、やっとクラリネットはほとんどの曲で各パートが揃いましたので、B♭クラリネット3名とピアノの計4名で、いつもと違う編成を楽しんでいきましょう。
演奏曲目(順不同)
- POP STAR
- CATSメドレー
- Another Day of Sun~From La La Land~
- Step and Go
- I Am The Walrus
気心知れたお仲間とのアンサンブル
このアンサンブルにほぼ固定メンバーとしてご参加いただいている本日の3名、実は皆さんが揃うのは昨年12月以来。
なんだかあっという間に時間が経ってしまって、4ヶ月ぶりな気がしないのが恐ろしいところですね。
さて、以前もどこかで書きましたが、やはりアンサンブルというのは、付き合いが長く、気心が知れている方同士で演奏すると、息もぴったり(物理的にも心理的にも)、まとまりのある演奏になります。
ちょっと間が空いたくらいでは、そういう部分は失われませんので、今日の演奏も楽しみですね。
いつもと違うアンサンブル練習で見えてくるもの
今日は、ピアノがいることを除けば、クラリネットアンサンブル状態のこちらのクラス。
せっかくですので、一巡目はクラリネットのみで演奏していただくことにしました。
まず、吹き始めてすぐに気になったのが音程ですね。
ドラム・ベースがいてくれれば、良くも悪くもごまかされるのですが、3人だけで吹いていては、そうもいきません。
しかし当然、普段もごまかしてもらってるだけで、合っているわけではないので、今この機会に「こんなにずれているのか!」と知って修正しておけば、来月以降いつもの編成に戻った時に、「あれ?なんだかすっきり聞こえるかも」と思えるようになります。
今回のアンサンブルをきっかけに、自分自身や楽器の音程のくせを普段から知るようにして、例えば開放近辺(ソ~ラ#)は右手を押さえてみたり、どう息を吹き込めば音程が安定するかなどを、練習の時に気にかけるようにしましょう。
また、クラリネットのみで吹いていると気になるのが、音の出や切りのタイミング。
今日は、メトロノームをかけて演奏していただきましたが、意外とずれていたことも多かったと思います。
これは、ブレスのタイミングを含めた吹き方のくせなので、日頃からメトロノームにきっちり合わせる、という練習をする必要があります。
「いつもやってるのになー」という方は、吹いているところを録音してみて、客観的にできているかの確認をするといいですね。
めったにない今日の編成で感じたことを、練習に活かして、また、来月からのアンサンブルに活かしていきましょう。
しっとり系アンサンブル、いかがでしたか
二巡目は電子ピアノも加わっての演奏でしたので、完全なアコースティックというわけではありませんでしたが、『POP STAR』なんて、まるで「Ken’s Bar」(平井堅さんのしっとり系ライブ)のようでしたね!
ドラム・ベースが入って、みんなでわーっ!とやるのもとっても楽しいですが、今日は今日で、新しい発見もあり、いつもと違う雰囲気も味わえ、楽しんでいただけたのではないかと思います。
次回からはまたわいわいと、元気よく演奏していきましょう。
今日気づいたことの復習も、やっておいて下さいね。