「してほしいこと」ができる演奏を目指す
2020年1月28日、第44回目のバンドアンサンブルが開催されました。
今回は、B♭クラリネット3名・バスクラリネット(半分キーボード)・ベース(ちょこっとキーボード)・ドラムの、6名での演奏となります。
前回に比べ、少し人数が少なくて寂しいですが、今年1回目のバンドアンサンブル、びしっとかっこよく演奏しましょう!
演奏曲目(順不同)
- 鈴懸の径
- スーパーマリオブラザーズ
- Another Day of Sun~From La La Land~
- グラジオラス
- POP STAR
- I Am The Walrus
新曲はどんな曲?
昨年末に『みんなのリズム天国』の2曲が終了したので、今日からは新曲『鈴懸の径』が始まります。
なんと戦時中に作られたという『鈴懸の径』。
元々の曲は、3拍子で歌詞もあるようですが、後々に拍子を変え、スイングバージョンとして発表されたものを、今回演奏します。
もちろん、オリジナルアレンジとは編成も異なりますが、そもそもクラリネットがメインに据えられていること、また、日本生まれのジャズ曲ということで、実に興味深い曲です。
少しゆったりとした、なんとも不思議な味わいのこの曲。
希望を出された生徒さんの理想の演奏は「おじいちゃんのご機嫌な鼻歌」だそうです。
音数もそこまで多いわけではないので、逆にごまかしが利きません。
メロディーと同じ動きのハモりも多いので、各パート音間違いなどがないようにしておいた方が、きれいに聞こえます。
細やかな譜読みをしましょう。
ただ、パートごとにソロが回ってくる部分に関しては、ある程度自由に吹いて大丈夫です。
「アドリブ」というよりは「細かいことにとらわれない」という感じでしょうか。
締めるところは締め、全体としてはのびのびとした演奏を目指して、練習しておいて下さい。
自分がしてほしいことをしよう
以前から演奏している曲に関しては、5曲中2曲がメロディーパートの方がお休み。
合奏としては少し寂しかったですが、頼れるメロディーがいない分、精度は上がってきたように感じます。
「メロディーがないとわからなくなっちゃう…」と、皆さんがおっしゃっていた曲も、かなり骨組みがしっかりしてきました。
どの曲でもそうですが、ハモりや伴奏がきちんとしていると、メロディーの吹きやすさは、格段に上がります。
自分がメロディーパートを担当していて、「吹きやすいな」「楽しいな」と感じられることはありますか?
それは、ハモり・伴奏・リズム隊が、がしっと支えてくれている時のはずです。
自分がメロディー以外に回った時に、メロディーを吹いている人にそう感じてもらえる演奏ができるといいですね。
アンサンブルに合ったテンポを見つけよう
毎回、このアンサンブルでは、曲を2巡させて演奏させています。
今日の1回目は全体的に消極的でしたが、2回目はテンポも前向きに、どの曲も元気よく演奏できましたね。
2巡目のような演奏の方が、吹いててウキウキわくわくしますし、かっこよく聞こえます。
基本的に、原曲がある曲をアレンジしてアンサンブルしていますが、元が歌の曲だと特に、原曲よりも速めのテンポにしたり、逆に遅くした方が、管楽器でのアンサンブルには合ったテンポ・映える演奏になる場合もあります。
来月は、そのあたりも考えて演奏できたらいいですね。
また楽しくアンサンブルしましょう。