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ドイツで楽器工房巡り~フルート工房~

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職人さんにテーブルに置かれたたくさんのピッコロの管体

今回は、ドイツ・バンベルクのシュヴェンク&セゲルケというクラリネット工房を見学させてもらった数日後に訪れた街、同じくドイツのマルクノイキルヘンでの工房見学について書いていきます。

ひとまず、バンベルクでクラリネット工房は見せてもらったので、次はフルート工房へ!

マルクノイキルヘンってどこ?どんな街?

マルクノイキルヘンは、チェコとの国境に程近い、小さな街です。

ドイツ・マルクノイキルヘンの街並み

普段は静かな街ですが、管楽器と弦楽器の国際コンクールをやっているそうで、その頃にはたくさんの人が訪れるとか。

そのため、ドイツ国外から来た人に対しても、みんなフレンドリー。

私なんて、常連さんが集まるレストランで「あんた、俺の家の前に住んでる子だろ!知ってるよ」と、地元のおじさんに言われる始末。

いえ、違います…

MUSICON VALLEY・マルクノイキルヘン!

さて、なぜ今回、この「知る人ぞ知る」感のある街に来たのかと言うと、ここが『楽器職人さんの街』だからなのです。

マルクノイキルヘンの楽器工房・120社が作ったネットワーク「MUSICON VALLEY」は、アメリカのシリコンバレーをもじってつけられた名称。

ネットワークに参加しているだけでも120社。
きっと加わっていない工房もあるだろうし、こんな小さな街に、一体どれだけの工房があるんだろう…

泊まった宿の部屋からも、トロンボーンの工房らしき部屋が見えて、ワクワクが止まりません。

家族経営で始めた工房・ハンミッヒ

今回伺ったのはこちら。

ハンミッヒの今の看板

フルート工房・ハンミッヒ。

看板を見るに、なんと1780年からやっているらしい。

今回、全ての手配をしてくれたフルート吹き(在ドイツ)の友人曰く、「ハンミッヒは、ピッコロがいい!」そう。

ここは、元々家族で経営していた工房。
知名度が上がるにつれ職人さんが増えていくため、手狭になると工房をじわじわ拡大しているとか。

迷路のように建物がつながっていました。

まず建物に入ると

試奏を待つ多くのピッコロ

ピッコロがたくさん。

フルート吹きの友人のためかしら…なんて思ってましたが、今から試奏に来る人がいるから用意してあるとのこと。(楽器は試奏して、自分に合うものを購入します。高い楽器は特に。)

「どう?どう?あとで試奏させてもらったら?」と、友達を軽くそそのかしてから、見学開始です。

まずは管体から順番に

棚いっぱいに置かれたピッコロの管体の材料

最初に案内されたのは、管体に使う木を乾燥させてある場所。
10年以上乾燥させます。

この素材は、クラリネットと同じグラナディラという木。

「最近いいグラナディラが採れないらしい」と聞いたことがありますが、そんなことは信じられないくらいすごい数ですね。

管体に

機械でピッコロの管体に穴を開ける職人さん

息を通すための穴を開けているところ。

この職人さんは、

機械でピッコロの管体に指穴を開ける職人さん

指で押さえる部分(トーンホール)の穴開けをしています。

こちらの作業、職人さんの長年の勘でトーンホールを開けているので、ぱっと見た感じではわからないくらいの差があるそうで、

ピッコロの管体にキィポストをつける職人さん

キーポストと呼ばれる部品や、

テーブルに並べられたピッコロのキィ

カバーキーは、全てそれぞれの管体に合わせて作っているそうです。

なので、部品交換の必要がある修理は、この工房にお願いするしかないとか。

穴の位置が微妙に違うってことは、それぞれの音の音程が異なるってことだから、やっぱり試奏・選定は必須ですね。

作業は完全分業制

それにしても、本当にたくさんの職人さんがいました。

ピッコロのキィを作る職人さん ピッコロを作る職人さん ピッコロを作る職人さん ピッコロのキィを作る職人さん ピッコロの頭部管を作る職人さん

ここに写ってない方々もいっぱい。
たくさんの人の手で、1つの楽器が生み出されるのですね。

もちろん修理職人さんも

入り口の近くには、

フルートを修理する職人さん

修理エリア。

この男性もリペアマン。

フルートを修理する職人さん

頭部管(ピッコロやフルートの、息を吹き込む部分)の上に、リンゴが置いてあるんですけど…
「皮があるから大丈夫」な感じでしょうか…

魂のこもった楽器達

結局、

ピッコロを試奏するプロ奏者

誘惑に負けて試奏する人。

良かったらしいけど、買うのはさすがに思い留まっていました。
衝動買いできる金額じゃないよね。

帰り際に、この工房ができた時の看板ではないかと思われるものを見つけました。

創業当時のハンミッヒの看板

朝6時からってすごい!

自分の専門外の楽器だったけど、いろいろ見せていただけて、とても楽しかったです。
しかもいい方ばかりでした。

また行けたらいいなぁ。

今回は、ドイツ・バンベルクのシュヴェンク&セゲルケというクラリネット工房を見学させてもらった数日後に訪れた街、同じくドイツのマルクノイキルヘンでの工房見学について書いていきます。

ひとまず、バンベルクでクラリネット工房は見せてもらったので、次はフルート工房へ!

マルクノイキルヘンってどこ?どんな街?

マルクノイキルヘンは、チェコとの国境に程近い、小さな街です。

ドイツ・マルクノイキルヘンの街並み

普段は静かな街ですが、管楽器と弦楽器の国際コンクールをやっているそうで、その頃にはたくさんの人が訪れるとか。

そのため、ドイツ国外から来た人に対しても、みんなフレンドリー。

私なんて、常連さんが集まるレストランで「あんた、俺の家の前に住んでる子だろ!知ってるよ」と、地元のおじさんに言われる始末。

いえ、違います…

MUSICON VALLEY・マルクノイキルヘン!

さて、なぜ今回、この「知る人ぞ知る」感のある街に来たのかと言うと、ここが『楽器職人さんの街』だからなのです。

マルクノイキルヘンの楽器工房・120社が作ったネットワーク「MUSICON VALLEY」は、アメリカのシリコンバレーをもじってつけられた名称。

ネットワークに参加しているだけでも120社。
きっと加わっていない工房もあるだろうし、こんな小さな街に、一体どれだけの工房があるんだろう…

泊まった宿の部屋からも、トロンボーンの工房らしき部屋が見えて、ワクワクが止まりません。

家族経営で始めた工房・ハンミッヒ

今回伺ったのはこちら。

ハンミッヒの今の看板

フルート工房・ハンミッヒ。

看板を見るに、なんと1780年からやっているらしい。

今回、全ての手配をしてくれたフルート吹き(在ドイツ)の友人曰く、「ハンミッヒは、ピッコロがいい!」そう。

ここは、元々家族で経営していた工房。
知名度が上がるにつれ職人さんが増えていくため、手狭になると工房をじわじわ拡大しているとか。

迷路のように建物がつながっていました。

まず建物に入ると

試奏を待つ多くのピッコロ

ピッコロがたくさん。

フルート吹きの友人のためかしら…なんて思ってましたが、今から試奏に来る人がいるから用意してあるとのこと。(楽器は試奏して、自分に合うものを購入します。高い楽器は特に。)

「どう?どう?あとで試奏させてもらったら?」と、友達を軽くそそのかしてから、見学開始です。

まずは管体から順番に

棚いっぱいに置かれたピッコロの管体の材料

最初に案内されたのは、管体に使う木を乾燥させてある場所。
10年以上乾燥させます。

この素材は、クラリネットと同じグラナディラという木。

「最近いいグラナディラが採れないらしい」と聞いたことがありますが、そんなことは信じられないくらいすごい数ですね。

管体に

機械でピッコロの管体に穴を開ける職人さん

息を通すための穴を開けているところ。

この職人さんは、

機械でピッコロの管体に指穴を開ける職人さん

指で押さえる部分(トーンホール)の穴開けをしています。

こちらの作業、職人さんの長年の勘でトーンホールを開けているので、ぱっと見た感じではわからないくらいの差があるそうで、

ピッコロの管体にキィポストをつける職人さん

キーポストと呼ばれる部品や、

テーブルに並べられたピッコロのキィ

カバーキーは、全てそれぞれの管体に合わせて作っているそうです。

なので、部品交換の必要がある修理は、この工房にお願いするしかないとか。

穴の位置が微妙に違うってことは、それぞれの音の音程が異なるってことだから、やっぱり試奏・選定は必須ですね。

作業は完全分業制

それにしても、本当にたくさんの職人さんがいました。

ピッコロのキィを作る職人さん ピッコロを作る職人さん ピッコロを作る職人さん ピッコロのキィを作る職人さん ピッコロの頭部管を作る職人さん

ここに写ってない方々もいっぱい。
たくさんの人の手で、1つの楽器が生み出されるのですね。

もちろん修理職人さんも

入り口の近くには、

フルートを修理する職人さん

修理エリア。

この男性もリペアマン。

フルートを修理する職人さん

頭部管(ピッコロやフルートの、息を吹き込む部分)の上に、リンゴが置いてあるんですけど…
「皮があるから大丈夫」な感じでしょうか…

魂のこもった楽器達

結局、

ピッコロを試奏するプロ奏者

誘惑に負けて試奏する人。

良かったらしいけど、買うのはさすがに思い留まっていました。
衝動買いできる金額じゃないよね。

帰り際に、この工房ができた時の看板ではないかと思われるものを見つけました。

創業当時のハンミッヒの看板

朝6時からってすごい!

自分の専門外の楽器だったけど、いろいろ見せていただけて、とても楽しかったです。
しかもいい方ばかりでした。

また行けたらいいなぁ。

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