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速い曲を「速さだけの曲」にしないように気をつけよう

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譜面台とクラリネット

まもなく受験生になる、高校2年生の子のレッスンでした。

今日は、第一志望の大学で「多分入試の課題曲になるであろう曲」を、レッスンしました。

この曲は、まずゆっくりと始まり、少しテンポが上がって、メインとなるテーマが奏でられます。

その後は、ほとんどが速いフレーズ。

私も、同じくらいの年の時にこの曲を練習していて、かなり苦しめられましたが、やはり引っかかるところは、同じような箇所ですね。

速いフレーズは均等に回せる指があってこそ

どんな曲でも言われることですが、速い部分を速いまま練習し続けてはいけません。

特に「速いと吹けるのに、テンポを落とすと吹けない」というようなことがあれば、それは勢いで指を回しているだけであり、実はきちんと吹けていないことになります。

大切なのは、弱い指・強い指の差なく、自分の意思で指を動かすこと。

入試ともなると、そういうところを見られますし、本当にできているのかどうか、簡単に見破られます。

テンポを上げることだけに気を取られず、指の力を均等にするための付点練習や、ゆっくりなテンポでひたすら繰り返す練習などを積極的に取り入れましょう。

曲の目的をきちんと読み取ろう

また、速いフレーズは、ただ速さだけに気を取られては、本来の曲とかけ離れた演奏になってしまう可能性があります。

十六分音符をタンギングやスタッカートで吹く指示の直後に、アルペジオで広い音域をスラーで吹くフレーズが、この曲にも多々出てきますが、これらをただ「タンギングをしているか・していないか」だけの違いにしては、求められていることを、充分に再現できているとは言えないでしょう。(ただし、そういう曲もありますので、一概には言えません)

「このスタッカートにはどんな意味があるのか」「このスラーはどう吹くべきなのか」などを、速さと同時に突き詰めていくことを、忘れずに行うようにして下さい。

「やりたい」を表現する

入試に向けて、自分の意思がはっきりした演奏が必要になってきます。

「楽譜にこう書いてあるから」にプラスして、「自分はこう吹きたい」「こう解釈した」というものをしっかり持ち、堂々と演奏することが大切です。

決して、楽譜に追われるようなことのないように、余裕のある演奏を目指しましょう。

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