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クラリネット演奏中に迷子にならないようにする方法

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楽譜を見ながら座って演奏する生徒

最近、吹奏楽部に所属している中学生や高校生の入会が増えています。

また、小学校~高校の部活へ、クラリネットパート指導にも行っていますが、よく聞くのが「どこを吹いているのか、わからなくなることがある」ということ。

吹いているところを見失ってしまう人には、ある傾向があります。

その傾向を知って、しっかり対策できるようにしましょう。

長い音符を合計してしまう

曲の最中に吹いているところを見失う人は、正しいカウントができていないことが、多々あります。

では、正しいカウントとは、どういうことでしょうか。

まず、こちらの譜例1を見て下さい。

拍子の数え方の譜例

この楽譜は、四分の四拍子です。

タイで繋がっている音符を、どのように数えていますか?

もし、「6拍」と捉えているのであれば、それが「どこを吹いているかわからなくなる」原因の1つです。

譜例1の「ソ」の音が「計6拍」なのは間違いではないのですが、四分の四拍子である以上、「5拍目」「6拍目」という拍は存在しません。

ですので、4拍+2拍で「1・2・3・4」「1・2」と数えるのが正しく、拍を見失わないために必要な数え方です。

合計で捉えるくせをつけていると、譜例1の場合は、たまたま「全音符と二分音符だから6拍だ!」とすぐにわかりますが、では譜例2のような楽譜の場合は瞬時にどう数えるの?ということになるわけです。

ここまで複雑ではなくとも、全音符のタイが何小節も続いている、なんて時もあります。

できる時は合計して数えて、できない時はなんとなくその場の雰囲気で数えて…では、拍がわからなくなるのは当然です。

タイで小節をまたいでいる時、合算して考えてしまわないようにしましょう。

拍子記号以上の拍は存在しません

音符と休符をそれぞれ数えてしまう

次に、音符と休符で、分けて数を数えてしまって、わからなくなってしまうパターンです。

拍子の数え方の譜例

譜例3の1小節目は、二分音符と二分休符です。

四分の四拍子なので、2拍ずつ、ということになります。

これを「1・2・1・2」と数えていませんか?

すでに譜例3の上段に書き込んでありますが、1小節目の休符は「3・4」、2小節目の休符は「1・2」と数えます。

下段に書いてあるのは、二分音符を吹いている時に、数えればいい拍です。

吹き始めのタイミングは、拍に合わせて吹き始めるので、わざわざ「1」「3」と数えなくても大丈夫です。

また、譜例4については、私が吹く時にやっている数え方です。

特に2小節目に関しては、四分休符は1拍休みなだけなので、「2」「4」と数えることはしていません。

ただし、次の小節の1拍目はきちんと意識して、拍子感は決して失わないように、注意して演奏していますので、ただ闇雲に「四分休符はウンと数えて大丈夫」というだけの認識にならないように気をつけましょう。

長休符を続けて数えてしまう

長休符の楽譜

クラリネットアンサンブルなど、小編成だとあまりお目にかかりませんが、大きい編成の合奏をやっていると、長休符が出てくることがあります。

先日、譜例5の長休符の下に「32」とメモしている中学生がいました。

こちらも、「長い音符を合計してしまう」の譜例1でお話したように、合算してしまってはいけません。

拍子を見失ってしまうからです。

例えば「19拍目!」と数えた時に、それがこの8小節のうちの何小節目で、その小節の何拍目なのかは、もはや瞬時にはわからないですし、曲には拍子感というものがあるのに、それを無視していることになります。

この長休符は「4拍×8小節」ではありますが、「4拍×8小節=32拍」ではありません。

前述の通り四拍子に19拍目なんてないのです。

四拍子と作曲家が指定しているのであれば、4拍のサイクルで数えることが大切です。

「1・2・3・4」「2・2・3・4」…と数えて小節を把握したり、慣れるまでは指を折って小節数を数えるようにしましょう。

カウントの取捨選択をする

クラリネットを演奏する際に、常に全ての拍をカウントすることは、正直無理です。

どこを吹いているのか見失ってしまう人と、拍を把握し続けられる人の大きな違いは、必要な箇所で、必要なカウントを正しくできているかどうかというところに尽きると思います。

拍のあたまにはまる音の意識、長い音符や休符の正しい数え方ができれば、「あれ?今どこやってる?」ということは、避けられるはずです。

今回ご説明したことを念頭に、「ただ音符や休符を、その長さ分数えればいい」というところから脱却できれば、初見能力も一気に上がります。

正しくカウントをして、演奏から落ちてしまうことがないようにしていきましょう。

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