クラリネットソロ曲の見つけ方

少し秋の気配を感じるなと思っていたのに、急に真夏のような暑さがぶり返したり、もうなんだかよくわからない日々ですね。
ひとまず、発表会当日の天気が悪くなく、湿度が低いことを祈るのみです。
発表会が終わると、また皆さん次のソロ曲探しを始めることになりますね。
ご自身で曲を見つけてきて「次はこれをやります!」という方も多いですが、「曲ってどうやって選んだらいいんですか?」と聞かれることもありますので、今回はソロ曲を探す時のポイントをお伝えしていきます。
ソロ曲に取り組む意義
東京クラリネット教室に通われている生徒さんで、アンサンブルや楽団などに所属されていない方には、発表会に出ないまでもピアノ伴奏のソロ曲を練習されることをお勧めしています。
もちろん基礎練習は大切なのですが、極端な言い方をすると、基礎練習の時だけ上手に吹けてもあまり意味がないので、「身につけた基礎を生かして、曲を吹くことができるか」ということが大切です。
また逆に、「曲だとうまくいくけど、ロングトーンはなんか息が入れられないんだよね…」なんてことも、実はあったりします。
「いつでも、何をやっていても、同じように吹ける」ということが、クラリネット演奏には大切ですので、自分の演奏状態を知るためにも、ぜひソロ曲に取り組んでみましょう。
クラリネットソロ曲の見つけ方

それでは、ソロ曲の見つけ方を考えていきましょう。
- 好きな曲・吹きたい曲を考えて、楽譜を探す
- 動画サイトなどで、好みの曲を探してみる
- 発表会やコンサートなどで聴いた曲から、やってみたい曲を見つける
など、とっかかりはいろいろあります。
好きな曲・吹きたい曲を考えて、楽譜を探す
元々好きな曲というのは、やっていても楽しく、練習も捗ります。
もし「思ったより難しかった…!」という時も、仕上げを目指して頑張れますので、ぜひ好きな曲に取り組んでみましょう。
ディズニーやジブリの曲であれば、曲集なども出ていたりしますし、今は1曲ずつ購入して出力する形でも楽譜は入手できます。
もし、クラリネット用の楽譜がなくても、フルートやサックス、トランペットなど他の楽器向けに編曲された楽譜があったりすることもありますので、諦めずに1曲売りのサイトなどを探すといいですね。
その場合は、フルート・アルトサックスとクラリネットとでは「ド」の音が違うため、クラリネット用の楽譜に書き替える必要がありますので、注意して下さい。
動画サイドなどで、好みの曲を探してみる
今は、手軽に動画サイトで音源を聴くことができます。
クラリネットで演奏している曲であれば、楽譜も出ている可能性が高いので、いろいろと聴いて「吹いてみたいな」と思える曲を探してみましょう。
楽譜購入サイトの音源を聴いてみるのもいいですね。
発表会やコンサートなどで聴いた曲から、やってみたい曲を見つける
実は、東京クラリネット教室の生徒さんの中で、結構多いのがこの方法です。
実際に演奏しているのを目に・耳にできると、曲の素敵さがダイレクトに伝わってくるので「あの曲、吹いてみたい!」と思われるようです。
その場合は、確実に楽譜もありますので、安心ですね。
さらにクラリネットを楽しむために

以前は、「楽器屋さんに行って、いろいろ楽譜を見て曲を探してみた」という生徒さんもいらっしゃいましたが、楽譜を見ただけだと、なかなか曲やアレンジのイメージも湧かないですし、決断するのが難しいですよね。
それに、今は潤沢な在庫を抱えているお店は多くありませんので、あまり現実的な探し方ではありません。
ぜひ今回お話した方法で、「吹いてみたいな」という曲を探して、クラリネットの技術力だけでなく、音楽的な面でもどんどん上達していきましょう。