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クラリネットの音がくもって聞こえる一つの原因とは

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楽譜を見ながらロングトーンに取り組む生徒

今年の梅雨は爽やかだなぁ、なんて思っていたら、急に蒸し始めましたね。

日差しもかなりきついので、クラリネットを持ち運ぶ際に、なるべく直射日光が当たらないように工夫して運ぶようにしましょう。

黒いケースだと特に、楽器がかなり熱くなってしまいますので、要注意です。

また、ご自身の体調管理にも、くれぐれもお気をつけ下さいね。

さて、日々クラリネットの練習をしていて、「なんかくもった感じで、すっきり鳴らない音域があるかも」「音程が低く聞こえる音があるな」なんてことはありませんか?

これは、クラリネットならではの楽器の構造のせいなのですが、意外と自分では理由に気づきにくいので、この機会に原因を知って、クリアな音色で演奏できるようにしていきましょう。

他の楽器にはないクラリネットの構造上の特徴

クラリネット・フルート・テナーサックスのホールやキーの比較

クラリネットだけをずっと吹いていると、あまり意識しないのですが、実は他の木管楽器とクラリネットには、大きな違いがあります。

それは、ホール(指穴)を直接押さえる、という点です。

写真を見ていただいてもわかるように、フルートやサックスにはホールの上にカバーがついていて、そのカバーを押さえる仕組みになっています。
(フルートは、カバーに穴が開いている「リングキー」というタイプの楽器もあります)

一方、クラリネットは管体についているホール(指穴)を、自分自身の指でふさいで演奏します。

これが、クラリネットの難易度を少し上げている理由で、音がくもる原因でもあるのです。

クラリネットの音がくもって聞こえる一つの原因とは

フルートやサックスとクラリネットでは、穴のふさぎ方が違うことはわかりましたが、ホール(指穴)を直接ふさぐという構造が、音がくもる原因になるというのは、どういうことでしょうか。

クラリネットは、ホール(指穴)から空気が抜けることによって、音高が変わりますので、この空気の通り道を妨げてしまうような位置に指を置いてしまうと、クリアな音が鳴らなくなってしまい、少しぶら下がったような音程になってしまいます

「ホールから指をあまり離すと、指がうまく回せなくなっちゃうから、近くに置いておかなきゃ!」と、下記の写真のように、リングに触れるか触れないかの位置に、右手の指を置いていないでしょうか。

押さえていない指がホールに近すぎる状態

「ホールから指をあまり離さない方がいい」というのは、正しい考え方ですし、良いことです。

しかし、この写真くらい近い位置になってしまうと、先述のように本来そのホールから抜ける空気がきちんと抜けないため、音が完全に変わるようなことはないものの、すぱんと抜けた音色ではなくなってしまいます。

ただ、気をつけなければいけないのが、ずっとこのような位置に指を置いている場合、その音の鳴りが当たり前の状態になってしまうため、自分自身ではなかなか気づけないという点です。

試しに、近めに指を置いて音を出してみて、音を伸ばしている間に、ゆっくりと指を上げたり下げたりしてみましょう。
多少動きが大きくても構いません。

その時に、普段鳴らしている音が、指が上がっている時・下がっている時、どちらの音色と同じかで、いつもの自分の指の位置を知ることができます。

また、鏡でチェックするのも、一つの方法です。

その場合、鏡に対して右斜めを向いて映すと、わかりやすいですね。

なお、音の鳴りも妨げず、かつ指回しもスムーズに行うためには、楽器から7mm~1cmくらいの高さに、指をキープしておくのがいいでしょう。

押さえていない指がちょうどいい高さにキープできている状態

曲の中で直すのは大変なので、もし自分の指の位置が楽器に近いかもしれない、と思った方は、ロングトーンで少しずつ修正するようにしましょう。

また、運指の流れで中指だけ下がってしまったり、指の力が弱くて薬指だけ下がってしまったりと、ホールに近くなるのが全部の指ではない場合もありますので、注意して下さい。

ただし、高さを維持しようと力を入れてしまっては、また別の問題が出てきますので、気をつけて下さいね。

指のせいで良い音から遠ざからないようにしよう

楽譜を見ながらロングトーンに取り組む生徒

クラリネットの音がすっきり抜けず、くもったような音色になる理由の一つが、指(特に右手)のせいというのは、結構盲点だと思います。

指回しの効率を重視するのはいいことですが、そこばかりに気を取られ、自分が納得いく音色が出せないというのは、練習をしていても楽しくありませんね。

指による影響は、あくまでくもった音色の一つの要因でしかありませんが、気にかけていれば、比較的すぐに修正できる点でもあります。

今回、「もしかして自分も…?」と思い当たる部分があった方は、ぜひ指の状態を確認して、抜けの良い音での演奏を目指していきましょう。

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