東京クラリネット教室第3回ライブ
2023年11月19日、実に4年ぶりの東京クラリネット教室第3回ライブが行われました。
2018年・2019年と、「ライブ懇親会」という形で、まずはライブを楽しんでいただき、そのあとに皆さんでお食事と飲み物を、わいわいおしゃべりしながら満喫していただく場を設け、「こんなにクラリネット吹きばかり集まるなんて、なかなかないから楽しい!」と大好評だったのですが、2020年からはそんなこともできなくなってしまいました。
大人数で食事をすることも、集まることすらも禁じられる世の中が来るなんて、夢にも思っていなかったですね。
そんな長い時間を経て、晴れてこの日がやってきましたので、今日は4年分の思いを込めて演奏しましょう!
今回は、東京クラリネット教室の生徒さんと保護者の方々、計25名のお客様の前で演奏します。
出演者はB♭クラリネット4名と、ドラム・ベース・ピアノの計7名です。
プログラム順
- Another Day of Sun~From La La Land~
- CATSメドレー
- ホールニューワールド
- Step and Go
- I Am The Walrus
- Happy Xmas(War Is Over)(アンコール)
初めてのライブハウス!
第3回を迎えたライブですが、本格的なライブハウスで演奏するのは、実は初めて。
ベースとドラムのお二方はバンド活動されている(されていた)ので、慣れた空間だと思いますが、クラリネットの皆さんと講師にとっては、少なくともステージ上は未知の世界。
リハーサルでは、一人一人のマイクチェックに始まり、コロコロ変わる照明、うっすら焚かれているスモーク。
5台のカメラが、奏者の全てを撮るべくこちらを向いていますし、キーボードの足元には「返し」と呼ばれるスピーカーも。(ステージ上ではベースも自分の音もよく聞こえないので、そのスピーカーから音を出してくれるのです)
全てが新鮮です!(講師が一番興奮中)
開場時間の都合上、リハーサルは30分しか取れませんでしたが、曲によっては通してバランスを確認したり、要所のチェックをしたり、短いながらも有意義に過ごせました。
あとは、練習の成果を発揮するのみ!ですね。
ライブスタート!
講師のライブスタートの好みは、「みんながざわざわとしている中、急に音楽が始まって、一瞬で客席の空気が変わる」なんですが、今回聴きに来て下さった皆様は、数分前に奏者が席に着いただけで「私達、音楽聴く気まんまんです!」とばかりに、ぴたっと動きが止まられたので、「まだやりませんよ~」とマイクで言うことに。
それだけ楽しみにしていて下さったんですね!
嬉しさとともに、急上昇する奏者の緊張感。
そんな中、今回は元気いっぱいの曲でライブを開始してみました。
以前「ライブをやるとしたら、どの曲順でやろうか?」と、模擬ライブをバンドクラスでやったのですが、今回のプログラム順はその時に皆さんが考えて下さったもの。
tokyo-clarinet-school.com
クラスの時に「そのまま使えそうですねー」なんて話していたのですが、本当にそのまま使ってみました。
やっぱり、今回の曲目では、ベストな並びだった気がしますね!
多くのクラリネット吹きが苦手なこと
以前のバンドアンサンブルの記事にも書きましたが、今回クラリネットの皆さんは「微動だにせず」が大げさでないくらい、固まった状態で演奏されていました。(緊張もあり)
tokyo-clarinet-school.com
一方、客席の皆様も、「ノリノリで聴いてました!」という方は数少なかったように思います。
これは多分、「ライブで気の赴くまま体を動かし、全身で音楽を楽しむ」という経験よりも、「客席でおとなしく、聞こえてくる音楽を浴びる」という経験をしてきた方の方が、圧倒的に多いからでしょう。
いわゆる「演奏会」「コンサート」で、音楽に乗って体を動かしていたりしたら、隣の人に小さく咳払いされたり、ちらちら見られたり、「なぜ静かに聴けないんだ」と言わんばかりの態度を取られますよね。
それは当然です。
そういう場なので。
しかし、たくさんのジャンルが存在する音楽。
静かに聴くだけではない音楽もたくさんありますので、そういうものにも触れて、「乗れる自分」も発見できると、もっともっと音楽を楽しんでいけます。
次のライブの時には、乗ってる皆さんが見られたらいいなーと思っていますので、「動いていい音楽」と出会ってみて下さいね。
「かっこいい!!」いただきました!
長いようであっという間だった、ライブ本番。
お客様からは「すごくかっこよかったです!」というお言葉を、たくさんいただきました。
ずっと頑張ってきた身としては、とても嬉しいですね。
また、「私もベースやドラムとやってみたい!」という方もいらっしゃったので、次回ライブはそういう方のご希望に応えられるものにしたいと思っています。
この4年で、「やりたいもの・できるものは、できる時にやっておくべき」ということが、痛いほど身に沁みましたので、発表会同様、ライブも半年に1回できたらいいなぁと考えています。
今回ご出演の皆様、客席で「やりたいな」とちょこっとでも思った方々、また一緒に楽しみましょう。
出演者の皆様、お疲れ様でした。
これからもよろしくお願い致します!