東京クラリネット教室アンサンブル発表会

2022年1月23日、東京クラリネット教室アンサンブル発表会が行われました。
通常は、ソロとアンサンブルの発表会は一緒に行っていますが、1月9日に第8回発表会を行ったホールのステージの広さの問題で、「一度に、およそ3人以上の管楽器奏者が舞台上にいては駄目」という取り決めがあり、アンサンブル演奏は持ち越しとなっていました。
初めてのアンサンブルのみの発表会。
どんな感じになるかちょっとドキドキです。
リハーサルなしでぶっつけ本番!

今までの発表会は日中の公演でしたが、今回はいかんせん急な話でアンサンブル発表会を独立させたので、日曜日の昼間に空いているホールがなく、初めて夜の開催となりました。
しかも、夜間枠しか確保できず時間がなかったため、きちんとしたリハーサルもなし。
ただ、ホール入りの前に、合わせをしてきてくれた方々、講師がセッティングのバミリをしている隙を狙って、ステージ上で通す皆さん、とそれぞれ工夫をして、本番に向けての準備をして下さいました。

特に打ち合わせたわけでもなく、譲り合いの精神を発揮して下さった皆さんには、感謝感謝です!
入場から45分。
あっという間に開場の時間です。
楽しく演奏しましょうね!
第一部
第一部は、有志の皆さんによる演奏です。

アシタカせっ記(久石 譲)
花は咲く(菅野 よう子)
まずは『我孫子』の皆さんの演奏です。
当教室の生徒さんが、高校の後輩の方と、当時のコーチの先生と一緒に三重奏を披露して下さいました。
プロのトランペット奏者の方の演奏を間近で聴ける機会なんて、とても貴重でしたね。
「トランペット2本と一緒に演奏しても、クラリネットって負けないものですね!」との感想を下さったお客様がいらっしゃいましたが、本当にその通りで、とてもバランスの良い素敵な演奏でした。
またぜひ素晴らしい三重奏を聴かせていただけたら嬉しいです。

Story(2SOUL)
打上花火(米津 玄師)
2番目は『まつばわに』の皆さんです。
中級者アンサンブルに参加中の方々が、少人数での演奏に挑戦して下さいました。
もうお一人ご参加いただくはずだったのが、急に都合がつかなくなってしまわれたのが残念でしたが(体調不良ではないですよ!)、気心の知れた皆さんならではの、まとまりのある演奏となりました。
中級者アンサンブルではなかなかやらないジャンルでしたが、ご自分達で「この曲がやりたい!」と決めて取り組まれたので、楽しく吹かれていましたね。
また5名でアンサンブルしてみて下さいね。

バガテル(C.グランドマン)
クラリネット四重奏曲 第1番(田嶋 勉)
前半最後は、『くらもんず』の皆さんに演奏していただきます。
上級者アンサンブルにご参加中のお二人は、同じ吹奏楽団に入られているのですが、そこのクラリネットパートの方々と組まれているアンサンブルだそうです。
本番を経たメンバー・曲目だったようなので、かっこよくびしっとした演奏を聴かせて下さいました。
「コスチュームと演奏は全く関係ないです!」というのがおもしろかったですが、ぜひまた演奏しに来ていただけたらと思います。
第二部
第二部は、各アンサンブルクラスの演奏です。

君をのせて(久石 譲)
初級者アンサンブルの皆さんです。
久しぶりの4名揃っての本番となりました。
今回は、初めての自主練習にも取り組まれ、一段と皆さんの絆と結束が感じられる演奏でしたね。
途中、それぞれが迷ってしまうこともあり、ちょっとひやっとした瞬間もあったかと思いますが、無事に再集合できたのは、アンサンブル力向上の証でした。
初めて揃えた衣装も、良かったですね!
次回も期待しています。

サンバ・テンペラード(大野 雄二)
「千と千尋の神隠し」メドレー(久石 譲・木村 弓)
後半2番目は、中級者アンサンブルメンバーの皆さんです。
『まつばわに』を欠席された方は、中級者アンサンブルにもご出演予定だったことと、また、元々『サンバ・テンペラード』を演奏したいとご希望を出して下さった方も、年末にご都合が悪くなってしまったため、結果2名減ってしまい、元から人数が多い中級者アンサンブルではありますが、少し寂しさの残る編成となりました。
とはいえ、本番は2曲の雰囲気をがらっと切り替えて、かっこよいサンバと、美しい映画の情景が思い浮かぶメドレー、それぞれの良さを表現されていましたね。
来月からは、バスクラリネットも生徒さんが演奏して下さることになっていますので、そちらもとても楽しみです。

エル・カミーノ・レアル(A.リード)
最後は、上級者アンサンブルの皆さんです。
吹奏楽をやってきた人が、かなりの確率で出会う有名曲を演奏されました。
前回のデッドなホールと違い、とてもよく響くホールだったのですが、数名「他の人の音が聞こえなかった…」とおっしゃっていてびっくり。
もしかしたら、響きすぎるゆえの弊害だったのかもしれません。
そうは言っても、貫禄の演奏で、5名で吹いているとは思えないくらいの重厚な響きを聴かせて下さいました。
また皆さんに合った曲で、かっこいい演奏を披露して下さいね。
気軽にアンサンブルを楽しもう
初めてのアンサンブルのみの発表会ということで、様子が見えない部分もありつつの開催でしたが、いろいろな編成や曲を聴くことができ、楽しく、あっという間の時間となりました。
また、グループによってカラーがあったのを、はっきり感じられたのもおもしろかったですね。
これを機会に、普段からアンサンブルクラス以外の場でも、気軽に「ちょっと合わせてみない?」ということができるようになったらいいなぁと思います。
「一緒に演奏してみたいな」と思った方がいらっしゃったら、間に立ちますので、遠慮なくご相談下さいね!
ご出演の皆様、ご来場いただいた皆様、スタッフの方々、今回もありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。
