録音を活用して自分の上達を確認しよう

2022年6月23日、第59回目のバンドアンサンブルが開催されました。
一時期人数が増えていたクラリネットでのご参加は、すっかり3名に落ち着いてしまい、少し寂しく感じたり、でも長くやっているメンバーなのでまとまりを感じたりと、なんとも言えない思いではありますが、今日は久しぶりのベース・ドラム揃い踏みということで、そちらはワクワクですね。
今日はB♭クラリネット3名とベース・ドラム、ピアノ(1曲だけバスクラ)の計6名での演奏です。
最後の演奏となる曲もありますので、より一層丁寧に、楽しく演奏していきましょう。
演奏曲目(順不同)
- Step and Go
- CATSメドレー
- I Am The Walrus
- Another Day of Sun~From La La Land~
- POP STAR
曲順を変えることでの発見
バンドアンサンブルでは、毎回複数曲(5~7曲くらい)を演奏する点が、他のアンサンブルクラスと大きく違う点です。
参加者の皆さんに、都度「次は何をやりますか~?」とお聞きして、曲順を決めていただいていますが、なんとなく演奏する順番というのは、毎回同じような感じになります。
ただ今回は、いつも前半に演奏する『POP STAR』が今日で終わりということで、演奏順を最後に回したことによって、他の曲の演奏順も、大きく変わることとなりました。
そうすると不思議なもので、いつもは気づかなかったことに気が回せたり、終わりの方に演奏することが多くて、疲れてしまっていてできなかったことが、早い演奏順になったことですっとできたりと、良い発見がいくつもありましたね。
普段の練習でも、もし吹く順番が、流れとしてできてしまっていたら、たまには変えてみましょう。
新たな気持ちで取り組めたり、別の角度から見た演奏ができるはずです。
録音を活用して自分の上達を確認しよう

さて、約3年ほど演奏してきた『POP STAR』が、いよいよ今日で終了となります。
3年前に行ったライブで演奏した曲の中で、唯一続けていた曲。
「ついに終わりの時が来てしまったのか…」と、時の流れを感じずにはいられませんね。
今回も、各曲2回ずつ(2巡)演奏しましたが、2回目の『POP STAR』は録音をしてみました。
普段の練習でも録音をして、効率的に練習を進めている方も多いと思いますが、今日の録音の目的は上達をしっかり感じていただくためです。
自分の演奏を録るというのは、客観的に「どのように吹いているか」を確認するためですが、練習の際は良くない部分をチェックすることの方が多いと思います。
それもとても大切な、録音の意義です。
ただ、「全体的に、前より良くなってるかも!」「あ!こんなにできるようになったんだ」など、プラス面での確認というのは、意外とできていない方が多くないでしょうか。
しかし、その「できるようになってる!」と認識することは、練習の成果が見え、なによりやる気につながります。
日々レッスンをしていて感じますが、クラリネットの方々はストイックな方が多く、自分の良い部分(良くなった部分)を見つけるよりも、苦手な部分やできない部分を見つけることの方が、お上手なようです。
上達していくには、できていることとできていないこと、両方をしっかり見極めて認めることが大切ですし、自分で「この演奏いいじゃん!」と思うことも大事です。
自分に厳しくなりすぎず、録音を上達の確認の手段としても使ってみて下さいね。
良い演奏でした!

そんなわけで、本日の〆は『POP STAR』。
ライブで演奏した時よりも、個々の演奏技術も向上し、アンサンブルとしてのまとまりも増していましたね。
各パートのバランスも良かったですし、ぜひ録音を聴きながら、皆さんの上達を感じていただけたらと思います。
来月から増える曲は、バンドアンサンブルの初期に演奏していた曲。
これもまた、当時との良い変化を感じられるはずですので、楽しみにしています。