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求められている強弱を的確に表現しよう

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アンサンブルを楽しむ初級者アンサンブルメンバー

2022年11月28日、今年11回目の初級者アンサンブルが行われました。

先月、体験参加して下さった方が、正式に加わって下さることになり、初級者アンサンブルはなんと7名になりました。

講師含め、3人でアンサンブルしていた頃が懐かしいですね。

あいにく、今日はお一人お仕事の都合でお休みとなってしまいましたが、B♭クラリネット6名で合わせていきましょう。

演奏曲は、アイルランド民謡『ロンドンデリーの歌』と久石譲作曲『人生のメリーゴーランド』です。

練習するテンポを揃えよう

今取り組んでいる『ロンドンデリーの歌』は特に、様々な解釈がある曲なため、仕上げのテンポも様々です。

また、「吹ける速さ」「吹きたい速さ」というのが、それぞれありますね。

しかし、アンサンブルには指揮者がいませんので、ある程度その「吹ける・吹きたい速さ」を、すり合わせていかねばなりません。

今回、それぞれの曲の前に、どれくらいの速さで練習されているか皆さんに確認したところ、それはそれはバラバラでしたね。

「吹ける速さ」で練習することは悪いことではありませんが、一人で気ままに吹いているわけではない以上、それなりのテンポというのは、合わせる時に求められてしまいます。

仕上げのテンポをメンバーで話し合って、その速さでも練習に取り組む機会も作るようにしていきましょう。

もし、「今の段階では、そのテンポでは無理っぽいよね」ということであれば、とりあえずの目標を設定して、練習していくといいですね。

求められている強弱を的確に表現しよう

めきめきアンサンブル力が上達している初級者アンサンブルメンバー

初級者アンサンブルでは、基本的に講師が編曲した楽譜をお渡ししていますが、実は今までの曲では、あまり細かく強弱やアーティキュレーションの指示を書き込まずに、楽譜を仕上げていました。

まずは、細かい部分を気にしすぎず、各自がしっかり音を鳴らし、アンサンブルする力を身につけていただきたかったからなのですが、本番を重ねるごとに、どんどんできることが増えてきているので、今回からは、かなり細かく書き込みをした楽譜に挑戦していただいています。

特に現在演奏中の2曲では、強弱をきちんとつけることで、音楽のメリハリを表現していただければと思っています。

そこでまず、頭に入れておいていただきたいのが、

という点です。

楽譜を見ていない人にも伝わる、強弱の変化

奏者は、楽譜を知っています。
見ながら吹いているので、当然ですね。

「あぁ、ここはメゾフォルテね」「ここから急にピアニシモか」など、強弱には変化がありますが、この「変化したこと」が、楽譜を見ずに聴いている人に、きちんと伝わるように、大げさに表現する必要があります。

やりすぎじゃないかなと思ってもちょうど良かったり、またその逆に、やってるつもりなのに全く伝わっていない、ということもあるので、録音を使って客観的に聴いたり、一人ずつ順番に抜けて、前で他の人達のアンサンブルを聴く、というのも、聴いている人(お客さん)の立場で、自分達が表現しようとしていることが、実際どう聞こえているのかということを、確認する方法になります。

フォルテ=強い・ピアノ=弱い、だけではない

強弱記号は、音量の指示だけでなく、「どのようにその部分の音を鳴らせばいいか」ということを示しています。

フォルテ一つとっても「太い音で、柔らかく吹く」こともあれば、「力強く、鋭い」音が求められることもあります。

強弱記号というのは、単純に「強い」「弱い」だけではありませんので、注意しましょう。

自分の役割にあった音量を考える

曲によっては、メロディーも伴奏も同じ音量で書いてある、なんてこともあると思います。

ではそれは、同じ大きさで吹いてしまっていいのでしょうか。

残念ながら、良くありません。

曲は、やはりメロディーが聞こえてこそですので、同じメゾフォルテが書いてあったとしても、「メロディーのメゾフォルテ」「伴奏のメゾフォルテ」という意識が必要になります。

自分が何を担当しているかということも考慮して、強弱を表現するようにしましょう。

まずは楽譜に忠実に仕上げていく

休憩を楽しく過ごす初級者アンサンブルメンバー

全てにおいて、「楽譜通り吹く」というのは、非常に難しいことですが、私達がやっている音楽ジャンルでは、その部分が必要不可欠です。

まずは各々が、指示されている通りの演奏をすることを第一に、練習をしていきましょう。
その上で、バランスを取っていくのがアンサンブルです。

最後の通しでは、講師の手拍子なしでも、きちんと通すことができましたし、かなり強弱の幅がついてきたと思いますので、一人で練習していても、こぢんまりとした演奏になってしまわないように、気をつけて下さいね。

来月は、いよいよ年内最後。
さらなるアンサンブル力向上を、楽しみにしています。

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