曲の中で正しく和音を響かせるためには

1,450PV
本番に向け真剣にアンサンブルする中級者アンサンブルメンバー

2021年1月9日、今年1回目の中級者アンサンブルが開催されました。

今日の参加者は、発表会参加予定のB♭クラリネット6名(内1名はE♭クラリネット兼任)と講師のバスクラリネットの計7名です。

いよいよ発表会目前。
良いイメージのまま本番に臨めるように、今日も丁寧に練習していきましょう。

演奏曲目

指揮者がいないことで陥りやすいこと

先月のアンサンブルクラスのあと、この中級者アンサンブルの皆さんは、自主練習を行われたそうで、先日録音を聴かせていただきました。

バスクラリネットがいない中、頑張って演奏されていましたが、穏やかなはずの『さくらのうた~FIVE』が、なんだか勇ましい仕上がりになっていました。

これは、指揮者がいない中でテンポキープしようと思ったり、縦の線を揃えようとしすぎた結果、それが演奏に出てしまい起きることです。

『さくらのうた~FIVE』は8分の6拍子なので、大きな2拍子で捉えて演奏していますが、その2拍子を「よいしょ」「よいしょ」と押さえるような感じ方で吹いてしまうと、どうしてもその拍が強くなり、穏やかさとは離れた演奏になってしまいます。

拍子を感じることは大切なのですが、穏やかな曲の時は特に、なめらかに指揮を振っているところを想像したりしながら、カウントを取るようにすると、力強い演奏にならずに進んでいくことができます。

和音をきれいに響かせるために

本番に向け真剣にアンサンブルする中級者アンサンブルメンバー

だいぶ要所を押さえた演奏ができるようになってきましたが、今日気になったのは『さくらのうた~FIVE』の和音の音程です。

大きなフレーズの最後に、明るい響きの和音が出てくることが数か所あるのですが、どうも音程が落ち着かず、すっきりしないまま次のフレーズに進むことが何回か見受けられました。

吹奏楽をやっている方なら、繰り返し聞かされているであろう「和音の時は、3音は低め・5音は高め」が大切なのですが、そもそもこの言葉の意味はわかっていますか?

まず大前提として、これに当てはまるのは長調の和音のみで、短調だと「3音は高め・5音は低め」になります。

簡単に言うと、この「高め」や「低め」は純正律というものなのですが、音と音の間にある半音の数や周波数などが絡んできて、とても複雑になってくるので、今回は詳細は割愛します。

『さくらのうた~FIVE』に出てくるのは長調の和音ですので、「3音は低め・5音は高め」についてお話しますが、これは実際に曲の中で使われる時には絶対ではありません

部活であんなに叩き込まれていることなのに、なぜ絶対ではないのでしょうか。

その音の役割に合わせて音程は変化させる

例えばメロディーを担当しているパートが、最後の和音で3音を担当しているとします。
ずっとメロディーを吹いてきて「あら3音だわ」と少し音程を低めに取ってしまったら、メロディーとして最後の音だけ音程が悪い、ということになります。

それは、和音の質以前の問題で、メロディーの流れが成立しなくなってしまうので、そのような時には3音が基準となり、根音(1音)はちょっと高め、5音はとても高めで演奏せねばなりません。

そうなると、5音がメロディーの時は、どうなるでしょう?

正解は、根音(1音)はちょっと低め、3音はかなり低めとなります。

大まかにまとめると、長調の場合は

ということになります。

やみくもに「3音は低め・5音は高め」と覚えるのではなく、メロディーが担当しているのは何番目の音なのか、それによって兼ね合いが大切であることを認識しましょう。

曲の中でも正しい音程に落ち着けるようにしていこう

吹き方の確認をしながら個人練習する中級者アンサンブルメンバー

意識するようになってからは、フレーズ最後の和音がすっきりして、気持ち良く響くようになりました。

曲の中で、正しい和音に落ち着くためには、どの和音なのかに加え、メロディーが担当している音と、自分が担当している音の両方を知る必要があります。

ちょっとした労力で聞こえ方は格段に変わりますので、何気なく伸ばすことなく演奏するようにしましょう。

今日やったこと、今日鳴った響きを忘れず、本番でもきれいな和音を響かせましょうね。

クラリネット無料体験レッスン クラリネット無料体験レッスン
合奏
基礎練習 147
クラリネットの吹き方 139
音楽の知識 67
クラリネット 48
基礎 40
演奏技術 32
読譜 26
運指 23
リード 21
リズム 17

全439件 1〜16件目を表示中

最新記事一覧
レッスン日誌一覧
アンサンブル一覧
講師ブログ一覧
クラリネットイベント一覧