新曲を演奏する時にやっておくと良いこと

本日は上級者アンサンブルが開催されました。
久しぶりに、全員集合となる予定だったのですが、お一人急用ができてしまいお休みとなってしまいました。
来月こそは、皆さん揃ってのアンサンブルができるといいですね。
そんなわけで、今回もB♭クラリネット3名・バスクラリネット1名の計4名で演奏していきます。
今日の演奏曲は、チック・コリア作曲『スペイン』とクラリネット五重奏版『魔女の宅急便メドレー』です。
モチベーションを維持するために
先日まで、『Tico-Tico』も演奏してきましたが、実は先月のアンサンブルクラスで、「もうそろそろ、この曲はいいかなー」と皆様が思われているように感じ、曲の変更も今なら可能だということを、お伝えしました。
結果として、「5月から新しい曲にする」と決まったのですが、一人一人のモチベーションの維持と、それに伴う曲の完成度を考えると、本番で演奏すると決まった曲の変更も、時にやらねばならない決断です。
人数が増えれば増えるほど、「全員が大好きな曲!」という選曲をすることは、困難になってきますが、例えば多くの人が
- 難しすぎてやる気になれない
- 簡単すぎてつまらない
- 同じことばかりやっているから退屈
などと感じている曲を、無理に演奏し続けることは、何の得にもなりません。
取り立てて好きだと思わなくても、興味が持てたり、吹いていておもしろいと感じられる曲を、選曲・演奏することは、やはり大切なことですので、「やってみて、なんか違ったけど、でもやるって決めたから吹かなきゃ」などと思わず、勇気を持って曲の見直しも選択肢に入れましょう。
もちろん、本番までの期間や練習回数も考慮に入れて下さいね。
新曲を演奏する時にやっておくと良いこと

そんなわけで、今日から新曲の『魔女の宅急便メドレー』を演奏することになりました。
そこで改めて、初めての曲に取り組む際に、やっておくと良いことを確認しておきましょう。
- 初見での通し
- 全体像の把握
- 通した時に気になった箇所の確認
- 一番難しそうな部分の練習
などを、まずできるといいですね。
当然、やれるだけのことはやった方が良いのですが、とはいえ時間は有限ですので、上記の内容を初回に押さえられると、その後の練習がスムーズに進んでいきます。
特に、全体像を把握しておくことは、今後の個人練習の際に、効率的な練習をするためには欠かせません。
また、とても当たり前のことですが、初見演奏というのは1回目しかできませんので、必ずやるようにして、初見力の向上の機会を逃さないようにしましょう。
このメンバーならではの演奏を

『魔女の宅急便メドレー』は、以前中級者アンサンブルでも演奏した曲なので、このクラスで演奏した時に、どんな違いがあるかとても楽しみです。
また、『スペイン』とは、全く曲調も違うので、気持ちの切り替えの仕方も大切になりますし、映画音楽のメドレーということで、場面場面の違いを出すことも重要になってきます。
吹いていても、聴いていても楽しい演奏を目指して、いろいろ考えながら練習してみて下さいね。