東京クラリネット教室
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音色も変化!クラリネット用チューニングリング

クラリネットの上管とBフラットクラリネット用のチューニングリングとタルが並べられた画像

数ヶ月前のことですが、東京クラリネット教室関係者・生徒さん御用達の

にて、りぺかんの「チューニングリング」なるものを発見しました。

今までもずっとそこに置いてあった(売っていた)のですが、特に気になることもなくお店をあとにしていたのに、今回はなぜか「なんだこれ!」と思ったので、お店の方にお話して、試してみることに。

チューニングリングとは

一人で好きに吹いている時は、そこまで気にしなくても良い「音程」ですが、誰かと合わせるとなったら、そうはいきません。

基準の音を決めて、その高さにぴたっと合わせる必要があります。

合わせる音に対して、自分の音が高ければ管を抜く(楽器を長くする)わけですが、抜くことによって、ぴっちりくっついていたパーツとパーツの間にすきまが生じます。

できるのはごく薄いすきまなのですが、息がマウスピースからベルまでまっすぐ流れることを、わずかながら妨げてしまいますので(空気が寄り道してしまう)、そこまであからさまではないにしろ、吹き心地の変化が生まれます。

このすきまに挟み込んで空間を埋め、息を下まで一直線に流そう!というのが、クラリネット用チューニングリングです。

音色も変化!クラリネット用チューニングリング

りぺかんが販売しているチューニングリングには、サイズが2種類あります。

私のB♭管は、基本的にはたると上管の間を抜いてチューニングするので、そちら用のちょっと小さいサイズを購入。

上管と下管の間に使いたいという方用にもう少し大きいものもありますので、購入時はサイズを間違えないように気をつけて下さいね。

そして、それぞれのサイズは異なる厚さの2枚セットになっています。

上が0.5mm、下が1mmです。
こうやって見ると、結構厚さが違いますね。

重ねて使うこともできるようなので、「0.5mm」「1mm」「1.5mm」の3段階の調整ができます。

ただ、0.5mm抜くだけでも結構音程には変化がありますので、そこまでは必要ないかもしれません。

私のクラリネットの場合は、「ごくごく普通に心地良い気温の時に、楽器を出してすぐ吹いた音程が442Hz」なので、夏場など楽器を出した時点で音程が高かったり、長い時間吹いていてぐんぐん音程が上がっていってしまう時などは、1mmを愛用することになりそうです。

そして、このチューニングリング一番のウリと言ってもよいのが、クラリネットの管体と同一素材でできていることでしょう。

チューニングリングはただすきまを埋めるだけではなく、管体と同じグラナディラ使用で、音抜けも音色も良くなるのです!

半信半疑で吹いてみましたが、吹奏感がアップした上、響きも増したように感じます。

当然ながら音程が安定しますし、すーっと音が鳴って、さらに楽器がよく響くなんて、理想的なアイテムですね。

とはいえ正直なところ、買うかどうか迷ったのですが、値上がりだらけのこのご時世、「やっぱり欲しいな」と思った時に、大幅に価格が上がっていることも考えられますので、今のうちにと購入しました。

私が買ったのは数ヶ月前ですが、2024年9月時点でもまだ2970円(税込)で販売しているようですので、気になる方はぜひ試してみて下さいね。

チューニングリング使用上の注意点

まず、一番怖いのが、紛失です。

JLVのフォニックリングも、装着していたことを忘れて楽器を片づけ、気づかぬうちにどこかに飛んでいってしまった…という方がいらっしゃいましたが(私もよく忘れます)、わずかとは言え外に見えているものでもそうなのに、チューニングリングは楽器の内部装着型。

たくさん練習したあとだと、すっかり忘れてしまっていることが考えられます。

運良く、管内の水分で張りついていてくれればいいですが(それはそれで、気づかずに掃除をして片づけてしまいそうですが)、楽器をばらした時に音もなくどこかへ消えてしまうかもしれません。

楽器ケース内に、チューニングリングのパッケージをしまっておいて、楽器をしまう時に目につくようにしておくなど、なんらかの対策を講じておきましょう。

次に気をつけたいのは、割れです。

グラナディラでできているとはいえ、しっかり撥水加工がされていますので、いわゆる管体の割れのような割れ方(ひび)は、心配いりません。

しかし、特に0.5mmの方はかなり薄いため、持ち方や力のかけ具合によっては、半分にぱきっと、折りたたまれるような割れ方をする可能性がありそうです。

神経質になる必要はありませんが、取り扱いには充分注意しましょう。

たるを買い替えるよりお手軽!

チューニングリングの厚みは決まっていますので、微調整ができないのは難点ではありますが、「いつも音程が高いから、1mm長いたるを買おうかな…」と悩んでいる方などには、価格的にもうってつけのアイテムだと思います。

私は、8月の発表会でA管を吹いた時に、猛暑に負けてピッチが上がりまくってしまったので、1mmのチューニングリングを使用しました。

ちょうど442Hzにはまったようで、演奏前のステージ上のチューニングもあっさり終わりましたし、曲の演奏中も余分なストレスなく吹き切ることができました。

もちろん、チューニングリングを使ってチューニングの音を合わせたら、全ての音がぴったり合う、なんてミラクルは起こりませんが、安定感は増しますので、使ってみる価値はあると思います。

そして、効果的に使うためにも、自分の楽器の音程のくせは、しっかり知っておきたいところです。

吹き心地も音も良くなって、音合わせが楽になるチューニングリング、東京クラリネット教室の生徒さんで、「気になるけど、いきなり買うのはちょっと…」という方は、レッスンでお試しいただくこともできますので、遠慮なくおっしゃって下さいね。

ちょっとのすきまを埋めるだけで、驚きの変化がありますよ!



この記事を書いた人

吉祥寺教室
中村 珠美 先生

この記事を書いた人

のべ10,000人以上の生徒を指導。 笑いの絶えない楽しいレッスンで、あなたのクラリネットスキルを次のステージへと導きますよ! ごはん大好き、お酒も大好き、ミスチル大好き。


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